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APE50を修理する その4 キャブレーターを掃除する

APE50修理シリーズ

原付が動かぬか?

ならばキャブを掃除せよ

さすれば動き出そう

 

第一弾はこちら

第二弾シートとタンクの外し方はこちら

第三弾キャブレーターの外し方はこちら

 

APE50修理シリーズ第四弾

キャブの掃除の仕方をまとめるぜ!

実は、最初はキャブの下だけ外して中身を掃除したものだから、今回使っている写真はキャブが取り付いた状態の物と、取り外した状態の物が混じっています。

気にしないでくれよな!結局やることは一緒だから!

物を注文したりで、1週間くらいかかりましたが、

実際の作業時間は2時間くらいですね。

 

用意するもの

工具

プラスドライバー

マイナスドライバー

掃除道具

キャブクリーナー

ウエス(拭く布)

エアダスター

各種部品

スロージェット(キャブの中にある長いほうのピン)

メインジェット

フロートバルブ

 

フロート

 

Oリング

 

 

手順

その1 ネジ2本外してキャブを開ける

矢印のところにあるネジ2本を、プラスドライバーで外します。

ネジを外したらキャブが開くと思いますが、固まって開かない場合は、スパナとかで軽くコンコン叩いたら開くと思います。

回して外して叩いて開けて

 

 

放置車とか古いキャブだと中に腐ったガソリンとか入ってると思うので、

気をつけて開けてください。

スーパー汚い

 

その2 キャブの中の部品「フロート」を外す

まず、赤矢印のピンを抜きます

おそらくガチガチに固まってるので、スパナか何かで叩く等、知恵と腕力を使って頑張って抜いてください。

そうすると、オレンジ矢印のプラスチックの部品(フロート)が外れると思います。

叩いて!抜いて!外して!

 

フロートを外す時なんですが、フロートの上のフロートバルブっていうすごい小さい部品が落ちないように注意してください。

もうほんとにちっさいので、落とすとどこかいっちゃいます。

 

その3 キャブの中の部品「メインジェット」「スロージェット」を外す

左がメインジェット、右がスロージェットです。

 

マイナスドライバーを突っ込んでグルグル回します。

注意する点としては、真鍮製なので劣化してもろくなっている&ガチガチに固まっている場合、

無理に力を入れるとドライバーのかかりの部分が割れます

こんな感じに!ヒィェア!

不幸中の幸いで、かかりの部分が割れただけで、他は無事だったのでこのまま使います

 

その4 外した部品にキャブクリーナーを噴き付けて掃除する

キャブの下蓋に、キャブクリーナーシャバーと入れて、その中にキャブの部品(フロート、ジェット2個、フロートバルブ、ピン)を入れてしばらく待ちます。

※キャブのゴムパッキン(Oリング)がついたままキャブクリーナーを噴きつけてますが、キャブクリーナーがゴムにかかると劣化するらしいので、ゴムパッキンは外してから噴きつけたほうがいいです。by S君

本体の方もキャブクリーナーシャバーとかけてしばらく待ちます。

※車体から取り外していない状態でクリーナーをシャバーしてますが、これだとアクセルワイヤーの所が掃除できないので、キャブの掃除は車体から取り外してからやる事をオススメします。by S君

 

しばらくすると汚れが浮いてくるので、拭き取って、吹き飛ばして掃除します。

穴を掃除する時にティッシュはオススメしません、詰まります。

僕は電動ドリルで掻き出すハメになりました。

 

その5 掃除後の部品を確認する

掃除後に確認すること

  • メインジェットの中心の穴が詰まっていないか
  • スロージェットの中心の穴が詰まっていないか
  • フロートニードルの先端のゴム部は劣化していないか
  • フロートは変形していないか
  • 本体の汚れはちゃんと取れているか

です。

 

僕の場合は、スロージェットの穴が詰まってしまっていて、どう頑張っても取れなかったので新しく購入しました

左が新品、右が古い

 

本体の汚れについてですが、入念にチェックしてください。

僕の場合はフロートニードルの刺さる穴に汚れが詰まっていて、3回くらいばらして組み立ててを繰り返しました

キャブクリーナーは汚れを溶かしてくれますが、その後にちゃんと汚れを落としてやらないとそこで固まっちゃいます

オススメはエアダスターとか、エアの力でシュバーって飛ばしてやるのがいいと思います。

 

Before

After

なんということでしょう、劇的に綺麗になりました。

キャブクリーナーってすげえ!

 

S君「キャブクリーナーは割りと強めの成分入ってるから、素手でやらない方がいいよ」

僕「ゴリゴリに素手でやってた」

 

その6 組み立てる

ジェット挿して

 

フロートにフロートバルブはめて

 

フロートつけてピンさして

 

下の蓋取り付けて完成!

 

余談

キャブの掃除というかオーバーホールをちゃんとしたらエンジンがかかりました

エンジンがかからなかった原因としては、ジェットの詰まり、ニードル穴の詰まり、だったと思われます。

エンジンがかかるまでにかかった費用としては、キャブクリーナー代とスロージェット代の1500円くらいでした。

「不動車だから5000円払ってくれたら引き取りますよ」と仰っていた買取業者様

払うものか!

 

以上です!

需要があるかはわかりませんが、誰かの参考になれば幸いに思います。

 

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