NASで写真を
効率良く管理したい!
そんな時はSynologyPhotosっていうパッケージを使おう!
皆様こんにちは、パソコンの質問を24時間スタイルで回答する努力はしてみる質問所を運営するがちゃこです。
前回、前々回の記事をこなす事で、SynologyのNASにファイルを保存できるようになったと思います。
ここまででも外付けHDDみたいな普通のストレージの様に使用する事は出来るんですが、
今回の記事ではもう一歩踏み込んで、
『パッケージを使ってNASで写真を効率よく保存・管理する方法』
と題し、
SynologyのNAS用OSであるDSMで利用できる写真管理用パッケージ(アプリみたいな物)のSynologyPhotosについて
- NAS用OSのパッケージとは?
- SynologyPhotosとは?
- SynologyPhotosのインストール方法
- SynologyPhotosの初期設定
- SynologyPhotosの基本的な使い方
の5つを紹介していきます。
目標は、インストールしたパッケージを使って実際に写真を保存する所までがんばっていきましょう。
では、
レディゴッ!
初心者でもNAS導入その1 NAS本体組立てとOSインストール

初心者でもNAS導入その2 NASのOSを設定してファイルを保存する

目次
NASで使える『パッケージ』とは?
パッケージとは、NAS用OSで利用できるNAS専用のアプリみたいなもので、NASのOSにインストールして使用します。
スマホにアプリをインストールするとスマホの利便性が向上するのと同じように、NASにパッケージをインストールするとNASの利便性がかなり向上します。
ただでさえ慣れていないDSMにアプリをインストールするなんてめっちゃ難しいんじゃないの?と思うかもですが、上から順にやっていけば割とすぐに完了するのでめっちゃ簡単です。
パソコンのストレージを圧迫し、あのファイルどこやったっけ…ってなる三大ファイルといえば、写真音楽動画だと思いますが、SynologyのDSMには、
- SynologyPhotos:写真管理用パッケージ
- AudioStation:音楽管理用パッケージ
- VideoStation:動画管理用パッケージ
という3つのパッケージがありとっても便利なのです。
画像管理パッケージ『SynologyPhoto』について超簡単に紹介
SynologyPhotosのアルバム機能
皆さんは、Windowsの画像フォルダから特定の画像を探す際に
「あれどこいったっけ?」てなった事はありますでしょうか?
せめてスマホの写真アプリの様に場所とか画像認識で自動で振り分けでくれよ・・・
と思った事はありませんか?
今回紹介する写真管理パッケージである『SynologyPhotos』は、
Windowsの画像フォルダというよりは自分専用の特大Googleフォトみたいな感じです。
動画も入れられますが、動画はVideoStationというパッケージがあるのでそちらの記事で紹介します。
最もSynologyPhotosだけで動画も写真も管理する人も多いみたいですが。
バックアップを目的として使用される事の多いNASですので、Windowsと比較にならないくらいファイルまみれになります。そんなファイル群の中から目的の画像を見つけやすくしてくれたり、スマホなどの別デバイスからも見やすく表示してくれたり色んな付加機能がついている。そんなソフトが『SynologyPhotos』になります。
SynologyPhotosのインストール方法
ではサクッとインストールしていきますのでDSMを立ち上げてやっていきましょう。
『パッケージセンター』を開く
DSMのデスクトップ上、もしくはメインメニュー内にある『パッケージセンター』をクリックして開きます。
『パッケージセンターのサービス規約』画面
パッケージセンターを始めて起動する場合は規約画面が出てきますので、
一通り目を通して同意にチェックを入れてOKをクリック
『パッケージセンター』内のSynologyPhotosを探す
パッケージセンターが起動するとパッケージの一覧が表示されるので、
検索バーに『SynologyPhotos』を入力し検索します。
SynologyPhotosをインストール
表示されたSynologyPhotosのインストールボタンをクリック
『続行しますか?』画面
インストールするとDSMに対してこんな操作をしますけどいいですか?ってかいてあります。
「はい」をクリック。
『ダウンロード中…』→『読み込み中』→『インストールしています』が交互に表示されるので終わるのを5分くらい待ちます。
もし一瞬で画面が閉じてしまう場合はインストール失敗してますので、もう一度パッケージセンターからSynologyPhotoを探してインストールを試みましょう。
『ユーザーホームサービスのセットアップ』画面
書かれている内容は、「DSMのPhotosフォルダの中に各ユーザー用のスペースを作って管理出来るけどどうする?まあ後からでも有効に設定出来るけどね!」って書いてあります。
このNASは僕しか使わないのでとりあえずチェックを外してユーザーホームサービスは無効にしておきます。
今後共同で利用する人が増えたとしても、後から設定できますってNAS君が言ってるから。
次へをクリック
『設定の確認』画面
『インストール後に実行します』にチェックを入れて完了をクリック
『インストールしています…』と表示されるので待ちます。
『パッケージセンター』画面
インストール完了の所にSynologyPhotosが表示されていればインストール完了です。
開くをクリックして初期設定に進みます。
SynologyPhotosの初期設定
SynologyPhotosの開くをクリックすると、ブラウザの別タブでSynologyPhotosが開きますので、ここから設定を行なっていきます。
『共有スペースを設定します』画面
「共同作業の為に共有スペースを設定」をクリック
『共有スペースを設定』画面
チェックを入れて次へをクリック
『アクセス権を割り当て』画面
自分以外にNASを使う人(ユーザー)がいる方は、
ここのアクセスレベルやフォルダー許可等でアクセス権限を設定します。
私は他にユーザーがいないのでシステム管理人がフルアクセスになってるのを確認してそのまま適用をクリック
『ようこそ』画面
さぁここからSynologyPhotosを使っていこうぜ!っていう画面です。
左から三つ目の●から顔認識を有効化して
左から四つ目の●のQRコードを読み取ってスマホにアプリを入れておきましょう。
今すぐスタートをクリック
初期設定できているかの確認
DSMからFileStationを開き、photoフォルダが自動で作成されていればOKです。
ゴミ箱の作成←めっちゃ良く使う操作
- DSMの『コントロールパネル』をクリック
- 『共有フォルダ』をクリック
- 『photo』フォルダを選択(クリック)
- 『編集』をクリック
- 『ゴミ箱を有効にする』にチェック
- 『管理者のみにアクセスを許可する』にチェック
- 『保存』をクリック
Windowsでは馴染み深いゴミ箱ですが、NASの場合は各フォルダにゴミ箱を作っておくのがセオリーです。
なので、ゴミ箱の作成はNASを扱う際にすごくよく使う操作なので覚えちゃいましょう。
NASからファイルを削除すると、完全に削除されて復活が難しいのです。
これでSynologyPhotosのインストールから初期設定は完了です。
SynologyPhotosの基本的な使い方
詳しく紹介するとめちゃめちゃ長くなるので、基本的な使いかただけサラッと紹介します。
1.SynologyPhotosをインストールした際に生成されたphotoフォルダ内に画像を突っ込む
2.NASへのアップロードが終わるのを待つ
LAN環境にもよりますが、250MBで3分くらいでした。
3.SynologyPhotosを起動する
の3ステップです。
また別の方法として、
1.SynologyPhotosを起動する
2.画像ファイルをブラウザ上のSynologyPhotosにドラッグアンドドロップする
3.アップロードを待つ
の3ステップでもいけます。
使い方もGoogleフォトに近いです。
まだファイルが蓄積されていない導入したての今なので、思い切って自分で色々いじってみるのも楽しいですよ。
スマホや別デバイスとの連携等の他の機能は別記事で詳しく紹介していきます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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