ノートPCを選びたいけど
まず何をしたらいいかわからない
という質問が多いので何記事かに分けてまとめていきます!
皆様こんにちは、毎年1月~3月になるとPC購入相談をやたら受けるがちゃこです。
新生活を迎えるにあたりパソコン購入を考える方も多いと思います。
しかし、パソコンを選ぶにあたり「何をしていいかわからない!」という方は結構多いです。
考えるのに疲れて勢いに任せて家電量販店で高額Celeronを買ってしまい失敗する人も中にはおるでしょう。
パソコンはわからんがちゃんと質問出来るだけの知識と判断する能力から大丈夫!になりたいというのが今回の企画です。
というわけで今回の記事では
『失敗しないノートPCの選び方は用途→性能→機能→価格という流れで決めるのが超大切』
と題しまして、
- 用途を考える
- 性能を決める
- 使い方から機能を考える
- 価格帯・相場を調べる
というノートPCを選ぶ際の基礎を学べる内容で紹介していきます。
高額低性能PCや高性能すぎて持て余しちゃうPCを選ばない為の知識を得てもらえればと思います。
この記事の目的は、ノートPCの選び方の流れをザックリとつかんでもらい、ちゃんと人に聞けてオススメされたノートPCが妥当か判断出来る為の知識を得ることを目的としています。
特に「価格帯・相場を調べる」は価格だけで選ぶ危険性について書きましたので、ここだけでも絶対に読んで欲しいです。
初心者の方でもわかりやすいように出来るだけシンプルに書いていきますが、分からない所があればコメントやお問い合わせから気軽に連絡してください。
では、
レディゴッ!
目次
失敗しないノートPC選びは用途→性能→機能→価格という流れで選ぶ
まず最初にですが、パソコンを選ぶ際に価格だけで選ぶと失敗します。
パソコンは道具ですので、必ず用途が存在し、用途を満たす為の性能があり、性能には相場があります。
なので、用途を満たす性能を有していないパソコンを相場以上で購入してしまう事こそ失敗と言えるでしょう。
また、機能的な話も大事で、例えば持ち運びを目的にしたノートPCがめっちゃ重かったりすると外出するのが一気にだるくなるので、失敗と言えます。
最後に価格で、この用途ならこの位の性能と価格が妥当だろうという相場を知っておく事で無駄に高価格なノートPCを買わなくてすむようになります。
この流れはとっても重要なので是非覚えておきましょう。
ノートPCの用途を考える
一番大事なのが、何に使うパソコンなのか、用途を考えておく事です。
用途というのは、
- 動画視聴用
- Office等の事務作業用
- ゲーム用
- 動画編集用
- DTM用
- お絵かき用
等が挙げられます。
ノートPCの用途を考えておかないと、パソコンは選べないし、店員にカモにされたりします。
聞かれた側も「10万円くらいのノートパソコンが欲しいんですけどオススメありますか?」って用途抜きで聞かれるのは答えようが無いのです。
まずは用途ありきです。
これほんと一番大事。
用途が決まってれば「これなんかいいんじゃないすかね?」と具体的な候補が出てきます。
用途を満たす性能を調べる
次は上で挙げた用途を満たす性能を調べましょう。
性能が足りないと、画面がガクガクで使い物にならないなんて事になりますのでここは2番目に大事です。
性能を調べる時は、
- OSの種類(WindowsかMacOSか)
- CPU性能
- メモリ容量
- グラフィック性能
- ストレージ容量
- モニター性能
の6点を見極める事が大切です。
PC選び初心者の鬼門とも言えるのがここです。
CPU?ストレージ?何言ってるか分かんねえ!ってなると思います。
なので超簡単に書いていきます。
ちゃんと人に聞ける、オススメされたPCをダブルチェックできるようにする、為に読むくらいに気軽に読んでもらえればと思います。
OSの種類(WindowsかMacOSか)
OSとは、WindowsやMacOSといったパソコンを動かす為の母体となるソフトの事です。まずはどちらにするか選びましょう。パソコンに慣れたいとかゲームしたいとかならWindowsが無難です。
Windows
Windowsは多くの職場で使われ、ソフトやゲームの選択肢も多く、汎用性の高いOSと言えます。ProとHomeがありますが、さほど差はないのでどっちでも良いでしょう。
MacOS
MacOSは汎用性こそWindowsに劣りますが、クリエイティブな用途を得意とし、iPhone等のAppleデバイスとの連携に優れます。個人的には価格に対する性能は良いように思います。しかしクリエイティブ用途が得意と言っても、MacOSで出来る作業のほとんどはWindowsでも出来ますので、iPhoneアプリの開発がしたい等の特殊な用途でない限りは特にこだわりが無ければWindowsが無難です。使い方を理解した上でお洒落なPCを選ぶならMacでOK。
chromeOS
chromeブックに搭載される最近出てきたchromeOSですが、動画視聴やネットサーフィン用のPCとしては低価格でオススメではありますが、出来る事の幅が狭く使い方が若干特殊な為、現状は動画視聴以外の用途を含んだメインのノートPCとして選ぶ必要は無いかと思います。子供がパソコン欲しがってるけどクロムブックってどうですか?と聞かれる事もありますが、今後社会に出た時に困って欲しくないならWindowsが無難です。
CPU性能
CPU性能は、パソコンの総合的な動作に関わり、CPU性能が足りていないパソコンを選ぶと動作がガクガクで使い物にならないなんて事になります。CPUはパソコン全体の性能を決めるパーツと言っても過言では無いので、CPU超重要。
CPUの性能が、パソコンの価格を決める2大要素のうちの1つです。
目安としては、
- 動画視聴用:core i3 , Ryzen3あれば十分
- Office等の事務作業用:core i5 , Ryzen5あれば充分
- ゲーム用:core i7 , Ryzen7 それ以上あってもいい
- 動画編集用:core i7 , Ryzen7 それ以上あってもいい
- DTM用:core i7 , Ryzen7 それ以上あってもいい
- お絵かき用:core i5 , Ryzen5 それ以上あってもいい
(注:現行CPUで見た場合)
といった感じです。
core とかRyzenとかなんだよ!と思うと思いますが、パソコンの性能表にcorei9 12900HとかRyzen 5 5500Uとか書いてあると思うので、それがCPUの名前であり、CPUのザックリとした性能を表しています。
詳しくは別記事にまとめますが、
RyzenやCore iというのはCPUシリーズ名、
iの後ろの9やRyzenの後の7というのはCPUのランクを表していて3,5,7,9という4つのランクが存在します。
下3桁の数字が大きいほど性能が高く、
その前の数字が世代を表していてCore iシリーズは第1世代~第12世代まであり12世代が最新、Ryzenシリーズは第1世代~第5世代まであり5世代が最新で、新しいほど性能が高いです。
例えば
core i9 12900HというCPUなら、Core iシリーズ最新の第12世代ランク9のCPUで性能が高いっていう感じ。
Ryzen 5 5500UというCPUなら、Ryzenシリーズ最新の第5世代ランク5のCPUで性能がそこそこ良いって言う感じ。
core i7 2677MというCPUなら、Core iシリーズ第2世代ランク7のCPUで、10年以上前の発売当初は性能が高かったけど今では骨董品っていう感じ。
ややこしい話だと思いますが、世代とランクは大事だって伝わったらとてもうれしいです。
よく分かんなくてもランクと世代だけは必ず見るようにしましょう。
メモリ容量
メモリ容量は、パソコンでソフトを使う時に大事になる要素で、最近であればどんな用途であれ最低8GB以上は欲しいところです。ゲーム用途やクリエイティブ用途なら16GB以上が好ましいです。(クロムブックで動画見るくらいなら4GBでも可)
グラフィック性能
グラフィック性能は、パソコンの映像に関わり、綺麗な3Dゲームや動画編集のエンコード速度(ハードウェアエンコードを使う場合)に関わります。これが足りていないとゲーム画面がガクガクになって敵がコマ送り状態になったりします。逆に言えば、3Dゲームや動画編集をしないのであればそこまで重視する必要は無いといえます。
ゲーム用途での目安はRTX3060以上あると割と快適に出来ると思いますが、やるゲームによるので、やりたいゲームに必要な性能を調べてから購入するのがベストです。
グラフィックチップの性能が、パソコンの価格を決める2大要素のうちの2つ目です。
ストレージ種類・容量
ストレージにはHDDとSSDという2種類があり、現在主流なのはHDDの8倍くらい速いSSDで、HDD搭載のノートPCを選ぶのはやめておいた方が良いでしょう。
ストレージ容量は、HDD(ハードディスク)やSSDの容量の事で、動画や音楽や画像やゲームなどのデータをどのくらい保存出来るかを決める要素です。これが足りてないとすぐにパソコンの容量が一杯になってデータを消したり外付けHDDなどを持ち歩くハメになるので気を付ける必要があります。
容量は何をどれだけ保存するかで決まりますので一概には言えませんが、目安としては
- 動画視聴用:128GB
- Office用:256GB
- ゲーム用:500GB以上(どれだけゲームを入れるかによってかなり変わります)
- 動画編集用:500GB以上(動画の素材データはめっちゃデカいので外付けHDDも併用すると吉)
- DTM用:500GB以上(音楽の録音データも結構でかいです!)
- スマホのバックアップも取るよう:素直に外付けHDDに入れるのが吉
みたいな感じです。
ストレージをどれだけ使うかは、ほんとに人によります。
私みたいにいらないデータでもずっと残しておるやつもおるので、ほんとに人によるので、目安は最低256GBで、ゲーム用途やクリエイティブ用途なら500GB以上、といった感じです。
モニター性能
ノートPCはモニターの増設は出来ても取り替えることは出来ませんので、備わっているモニターのサイズ・解像度・リフレッシュレート・光沢非光沢画面等の性能を見ておく事も大切です。
- モニターサイズ:画面の大きさ(インチ)
- 解像度:画面の綺麗さ(フルHDや4Kや1980x1080等で表される)
- リフレッシュレート:画面の動きの滑らかさ(Hz)
- 光沢(グレア)非光沢(ノングレア):画面がツルツル(グレア)かそうじゃない(ノングレア)か
- 液晶の種類:映像の質感や操作のレスポンス(VA,TN,IPSの3種類)
例えばゲーム用のノートPCであればリフレッシュレート120Hz~144Hzのモニターが良いですし、クリエイティブな用途であれば画面の解像度はフルHD以上、欲を言えばWQHDや4Kあると作業スペースが広がって便利です。グレアノングレアは、ノングレアの方が目が疲れにくいと言われています。液晶の種類はIPSが綺麗でVAやTNがゲーム向きみたいなイメージですが、私はゲームはサブ用途なのでIPSモニターでゲームしてます。
逃げ道としてモニターを外付けするという選択肢もあったりしますが、ノートPCの選び方から少し脱線するので割愛します。
例え予算が潤沢であっても、ネットが発達した現代ではわけのわからん高額低能PCがあります。
i7搭載!ゲームもサクサク!とか書かれていても、第1世代i7の骨董品だったりします。
一体いつのゲームをサクサク動かしとるねんっていう話です。
商品名に惑わされず、性能をちゃんと調べられるようにしておきましょう。
ノートPCの使い方から求める機能を考える
ノートPCの使い方を考えておく事は、ノートPCにどんな機能を求めるかに直結します。
使い方と前項の用途が日本語的にごっちゃになって申し訳ない気持ちで一杯ですが、フォースで感じ取ってくれればと思います。
ノートPCの使い方は大きく分けて
- 持ち運ぶ
- 持ち運ばない
の2つです。
その上で、
- モニターやプロジェクターに繋ぎたい
- メモリーカードを挿したい
- Zoom会議やオンライン授業に使いたい
- タッチ操作がしたい
- 直接絵を描きたい
- セキュリティに気を使いたい
等の理想を考えておきましょう。
持ち運ぶ場合は1.5kg以下がいいし、持ち運ばないなら重量は2kgだろうが気にしなくてOK。
プロジェクターに繋ぐなら外部出力がついてないとだめだし、メモリーカードスロットがついてないとメモリーカードは挿せませんし、Webカメラが付いていないとZoom会議で困ったりします。
このように、ノートPCの使い方=ノートPCに備わっていないといけない機能という感じです。
ただ、スマートさは失われますが、メモリーカードリーダーやWebカメラ等は後付けで対応出来たりもしますので、後付けで対応できるかどうかを知っておくことも大事です。
手は手でしか洗えないけど人に洗って貰うことは出来るという感じです。
ノートPCの価格帯・相場を調べる
ノートPCの価格は、用途によって相場がある事を知っておきましょう。
ザックリと用途別に2022年3月現在の相場を挙げると
- ネットサーフィンや動画視聴用:2万円~5万円
- Office作業用:6万円~8万円
- イラストやDTM用:8万円~
- 動画編集用:9万円~
- ゲーム用:12万円~
といった感じです。
なので、動画見るだけなのに10万円は必要無いし、Office用で20万も必要無いので、「Officeする為のパソコンください」って聞いた時に「こちらのはいかがでしょうか?20万円です。」と言われたら全力で逃げて良いでしょう。
ただ、ゲーム用や動画編集用だとお金をかけようと思えばいくらでもかけられるので、どこまで求めるかによって価格が変わってきます。
ただ、絶対的に注意しなければならない点があります。
気を付けるべきは、性能に対する価格です。
Office用に10万円のパソコンを奮発して買ったぜ!という時にCPUがセレロンだったら笑えないです。
そしてそういったパソコンは現在も実際に販売されています。
絶対に選ばないようにしましょう。
大事なのは、価格に惑わされない事です。
性能に対して適正な価格か判断し、かしこく買い物をしましょう。
調べ方は、価格コムでノートパソコンのページを開き、全ての製品を表示させ、必要な性能と機能で絞り込んで並び替えて比較して候補を絞っていくのが最も基本的な調べ方です。
最安値と販売店も表示してくれますので、価格コムが無ければここまで相場や価格競争が浸透する事は無かっただろうというくらいに優秀なサイトなので、ノートPCを選ぶ際は是非ご利用ください。
以上になります。
文字ばかりの記事になりましたが、少しでもノートPC難民が減ることを祈ります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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