パソコンが欲しいけど高い・・・
そうだ!中古パソコンという手段がある!
OKわかったちょっと冷静になろう
皆様こんにちは、日々オープンチャットでパソコンの相談を受けているがちゃこです。
相談を受ける中で、
『中古パソコンってどうなんですか?』
という質問をよく受けます。
まず結論としては、
『正しく選ぶ為の知識・人脈があればOK』
というのを前置いた上で、
この記事では
- 中古PCのメリット2つ
- 中古PCのデメリット4つ
- 中古PC購入に必要な能力5つ
- 結局中古PC購入はアリなのか?
を順を追って詳しく紹介していきます。
世の中には安物買いの銭失いという言葉もあれば、海老で鯛を釣るという言葉もあります。
この記事を読んで、あなたが海老で鯛を釣れるかどうかを判断してみましょう。
では、
レディゴッ!
目次
中古パソコン購入のメリット
中古パソコン購入のメリットは主に、
- 安い
- 掘り出し物がある
の2点が挙げられるでしょう。
安い
中古PCを検討している方の多くは、おそらく安さに魅かれている方だと思います。
新品では高価格な国産PCでも、中古市場では定価よりもかなり安くなってたりします。
良くも悪くも性能相応な価格で販売されるのが中古PCですので、選び方さえ間違わなければ新品で購入するよりも安くパソコンを手に入れられるでしょう。
掘り出し物がある
中古PCの中には、パソコンについて詳しくない方が出品している高性能低価格PCや、少しの修理で治るのに動作しないからジャンクとして極端に安く販売されているものがあります。
こういった個体を見つけることが出来れば更に安くPCを手に入れられるでしょう。
しかしながら、中古PCはメリットだけではありません。
むしろデメリットのが多いくらいなので、その辺りを以下から辛辣に紹介していきます。
中古パソコン購入のデメリット
中古パソコンのデメリットとして、リスクについて触れていきます。
主なリスクとしては、
- 消耗している
- 性能を選ぶのが難しい
- ぼったくり価格のPCが普通に出回っている
- 販売業者によって品質がまちまち
の4点です。
使われた分だけ消耗している
パソコンに限らず、電化製品というのは使用を始めると緩やかな消耗を始めます。逆はありません。
例えばマイニングしてたパソコンであればグラフィックボードがかなり消耗していますし、稼働時間が長いパソコンであればストレージ(SSDやHDD)や冷却ファン類が消耗してますし、ノートパソコンであればバッテリーが消耗しているでしょう。
早い話、中古PCの消耗度は購入後の寿命に関わってきます。
動作ギリギリの状態で売りに出された中古PCは1年もたない事もあれば、メーカーの整備済中古であれば新品同様に使う事が出来るみたいな感じです。
性能選びが難しい
パソコンは用途に応じて性能を選択しなければなりません。
新品のパソコンは主流のパーツ類を搭載しているものがほとんどで性能選びが容易です。
しかし中古パソコンは、これまで販売された全てのパソコンがランダムに売られており、ペンティアム3以前の物から最新のi9まで幅広く販売されています。
それ故に性能を選ぶのがとてもややこしいです。
性能が足りていないPCを選んでしまうと、パソコンが思った通りの動作をせずせっかく買ってもガクガク動作になります。
例えば、CeleronというCPUの搭載されたパソコンで動画編集は無理だし、GTX750というグラボでゲームはきつい、みたいな感じです。
適正ではない価格の中古PCが普通に売っている
パソコン=高価というイメージにつけこんで、低性能にもかかわらず高価格で販売されている事が普通にあります。
こういった中古PCを掴んでしまうのが最も恐ろしいリスクといえます。
例えば、定価20万円のパソコンが70%OFFで6万円だったとしても、中身は10年前の発売当時の定価が記載されている事が多くあり、あの手この手で購入意欲を刺激して買わせようとしてきます。
絶対に手を出してはなりません。
販売業者の整備や保管状況がまちまち
中古PC販売業者は、仕入れ→動作チェック→販売&保管→出荷というプロセスを踏みます。
良い業者であれば全て滞りなくおこないパソコンが手元に届きますが、悪質な業者だと保管状況が悪かったり配送方法がおかしかったり、そもそも動作チェックしてなかったりする事もあります。
こういった所から購入すると、購入後の寿命が極端に短かったり、とりあえず動くけど前のオーナーの個人情報がそのまま残ってたり、そもそも動かなかったり、返品しようと思ったら連絡がつかなかったりと、購入後のトラブルに繋がったり、泣き寝入りになりますので気を付けねばなりません。
この様なリスクを回避・軽減する為には、以下で紹介する5つの能力を持っていると良いでしょう。
中古PC購入を検討されている方はご一読ください。
中古パソコン購入時に必要な能力
中古パソコンの購入で大事なのは、
- 性能の目利き
- 価格の目利き
- 状態の目利き
- 販売業者の知識
- メンテナンスの知識
の5つの能力が非常に重要になります。
性能の目利き
最も重要なのが性能の目利きです。
性能の目利きとは、販売されている中古PCがあなたの用途を満たしているかどうかを判断する能力です。
ここを見誤ると、買ってみたけどガクガクで使い物にならず、安物買いの銭失いとなります。
最低限として、CPU、メモリ、GPU、ストレージサイズは確認しましょう。
価格の目利き
価格の目利きとは、見つけた中古PCが適正な価格かどうか判断する力です。
例えば、「i7搭載!何でもできます!70000円!」という商品があったとして、搭載されてるのがi7 でもめっちゃ古いi7だったなんてこともよくある話です。
めっちゃよくある話です。
見る場合は「i7」ではなく、その後の数字も見て性能と相場を調べてから判断するようにしましょう。
状態の目利き
状態の目利きとは、その中古PCの健康状態を判断する能力の事で、使い続けられるかどうかに関わってきます。
現物を見て判断するのが一番良いですが、ネット通販では実物を見るのは難しいと思います。
しかし、商品紹介ページにあるデータが参考になったりします。
例えばPCパーツで一番へたりやすいSSDやHDDといったストレージが新品に交換してあるとか、動作確認時の状態が詳細に書いてあるとか、そういったところで判断できます。
状態の目利きを失敗すると、購入後即修理なんて事になりかねないので注意しましょう。
販売業者の知識
販売業者の知識とは、高品質の中古PCを販売している業者を知っているかどうかです。
先述の通り、仕入れてからちゃんとメンテナンスをした上で、状態を正直に記載して販売する業者もいれば、売りたいだけで雑な管理で販売する業者もおり、今や中古PC市場は群雄割拠するカオスな戦場と化しています。
私の様な兵卒風情が出来る事と言えば、優良業者の軍門に下り、悪質業者からの戦術的撤退を即座に判断することくらいしかできません。
変なとこから買っちゃダメだよほんと。
メンテナンスの知識
メンテナンスの知識とは、何かとリスクの高い中古PCが不具合を起こした際に、復旧する為の知識のことです。
不具合が起きた際に、「ちょっとGPUがヘタってきてるな」とか「ストレージがそろそろやばそう」の様に、原因をつきとめ、状況に応じた修理交換メンテナンスの出来る知識が大事です。
ただ、パソコンの知識が無かったとしても、友人や知り合いにパソコン知識が豊富な人がいれば頼る事ができます。
また、こういった人脈があれば中古パソコンを購入する際にも力になってくれるでしょう。
結局、中古PCの購入はアリなの?
結論としては、
- 中古パソコンを正しく選べる能力があるならアリ
- 能力が無くても頼れる人がいるならアリ
- 頼れる人がいなくてもちゃんと調べられるならアリ
- どれにも当てはまらないならナシ
といった感じで、人によってはアリだけど人によっては無しといった感じす。
中古パソコンの購入はリスクが伴います。
つまり、
『中古PCとはリスクを理解して攻略できる人にのみ許されたパソコン』
と言えるでしょう。
以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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