ヘッドホンの記事が1つしかないのに
レビュー依頼が来たので、
ヘッドホンをレビューさせていただきます。
皆様こんにちは、貰えるものは貰っていくスタイルのがちゃこです。
先日SOUNDPEATSというイヤホン一筋14年の企業さんから連絡が来まして、
ヘッドホンをあげるからレビュー記事を書いてくださいと言われたんです。
なので、
サンプル提供のうまを記載した上で忖度無しレビューをさせていただけるならお受けしたいです。
と回答した所快諾いただきましたので、ヘッドホンの記事が1つしかない当ブログにてレビューさせていただきます。
このブログでは初レビュー案件になります。
似非DTMerである私が持っているヘッドホン・イヤホンは、
DTMで使うYAMAHA MT-8・AKG 701Y3・オーディオテクニカATH M50x・Acoustune RS Three等の有線モニターヘッドホン・イヤホンがほとんどです。(今数えたらいつの間にか全部で11個ありました)
その内リスニング用ワイヤレスとしてはオーディオテクニカのATH-TWX9(ふるさと納税で10万円)と、EchoBuds(amazonのセールで4000円位)というイヤホンしか使った事なので参考になるかはわかりませんが、あくまで消費者目線で書いていきます。
記事の内容としては、
前半はメーカーからの情報(製品情報やアピールポイント)を記載し、
後半で私が感じた事を「怒られるんじゃないか」というレベルのフラット感で書いていきます。
タダでもらってるわけなので記載する順番で企業様を立てはしますが、後半では忖度無しで感じたままを記載していますのでよろしくお願いします。
最初に記事を要約しちゃうと、
- 価格に対する機能は良い
- 特にノイキャン性能、バッテリー持ち、見た目、装着感がかなり優秀
- 定位感は良く声は聞き取りやすい
- 音楽用途だと有線時はすごいこもってて明瞭感に欠けるが無線だと多少マシになる
- 用途的には長時間外部の音を遮断したいテレワークや外歩き用といった印象
です。
では、
レディゴッ!
(2024/04/17追記:5%OFFクーポンを貰いましたので本文に追記しました。購入する際はご利用ください。)
SOUNDPEATS Space製品情報と製品画像
まずは製品情報を先日買ったカメラで撮影しつつ表でまとめていきます。
メーカー | SOUNDPEATS |
製品名 | SPACE |
価格 | 6980円(公式サイト価格) |
(2024/04/17追記)SOUNDPEATSさんからこのヘッドホンをamazonで買う時に使える5%OFFクーポンをもらいました。商品ページにある割引クーポンと併用できるので、商品ページクーポンを適用した上でカートに入れて、購入手続き時に下記クーポンコードを入力すると更に5%OFFになるようです。
購入を検討している方はご利用ください。
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基本仕様 | |
ドライバー | 40mmダイナミックドライバー |
本体寸法(LxWxH) | 165x187x85mm |
本体重量 | 264g |
リスニングモード | ANCモード,ノーマルモード,ヒアスルー(トランスペアレンシー)モード |
ノイズキャンセリング性能 | 最大-35dB |
接続方式 | 有線(3.5mm)・無線(BT5.3) |
アプリ機能 |
プリセット9種類 |
10バンドイコライザー(31,62,125,250,500,1K,2K,4K,8K,16K)Hz |
アダプティブイコライザー |
ノイズキャンセリング切り替え |
ゲームモード切替 |
充電残容量表示 |
言語設定 |
ファームウェアアップデート |
Bluetooth仕様 | |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
対応プロファイル | A2DP,AVCTP,AVDTP,AVRCP,HFP,HID |
対応コーデック | AAC,SBC |
通信範囲 | 10m |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 1000mAh |
最大再生時間 | ノーマルモード約123時間、ANC約61時間 |
充電ポート | Type-C |
充電時間 | 約2時間(10分充電で12時間再生) |
保証期間 | 1年/30日間以内返金保証 |
パッケージ内容 | SOUNDPEATS Space x1、アプリマニュアル x1、 3.5mmオーディオケーブル(1.2m)x1、 充電ケーブル(TypeC to A) x1、取扱説明書 x1 |
カラーバリエーション | ブラック、イエロー、ホワイト |
メーカーからのSOUNDPEATS Space オススメポイント
企業様から製品の特長について紹介して欲しいポイントがあるとの事でしたので、ズラッと紹介します。
音質
40mmダイナミックドライバーを搭載
質感のある繊細なサウンド
性能
ハイブリッド型アクティブノイズキャンセリング搭載で最大-35dBのノイズ低減
マルチポイント(マルチペアリング)機能
ENC通話ノイズキャンセリング
Bluetooth5.3
低遅延ゲームモード
専用アプリ対応
デザイン
根源工学に基づいた軽量デザイン
折り畳み可能
触り心地良い素材
高コスパ
公式サイト価格6980円(送料無料)
再生時間・バッテリー持続
ノーマルモードで最大123時間連続再生のバッテリー持続
ノイキャン時は61時間バッテリー持続
バッテリー容量1000mAh
0%から満充電まで約2時間
10分充電で12時間再生可能
快適な装着感
人間工学に基づいた軽量デザイン
プロテインレザーと低反発素材の組み合わせにより、心地よくフィット
側圧も軽くて、長時間でも快適
使用感・個人的に感じた良い所と悪い事
ここからは私の感想を含めて使用感、良いと感じた所、悪いと感じた所を記載していきます。
- デザイン◎
- 音質△
- 定位感◎
- ノイズキャンセリング◎
- 重量・装着感・遮音性◎
- 本体の操作性△
- アプリの操作性◎
- アプリの機能△
- 無くさなさ◎
- バッテリー◎
- その他:そもそもワイヤレスは便利
デザイン性:左右もわかりやすく見た目も結構好み
デザインは結構好みでした。
私の部屋は白い機材はほとんどない為ブラックが良かったんですが、ブラックは品切れとの事でホワイトをお願いしました。
形状のデザインに加えてマットホワイトとライトグレーのツートンカラーで構成された本体も相まってかなり好みな見た目でした。
欲を言えば、サイドにある英文自体はワンポイントになっていてかっこいいとは思いますが、『HearYourImagination』という文章がよく分からないので、書体はそのままで『Soundpeats Space Wireless Headphone』とかにした方が名前も売れるし良いんじゃないかなーと思いました。
ヘッドホンにはLRがめちゃめちゃ分かりにくい物もあるんですが、SOUNDPEATS Spaceはイヤーパッド内部とフレーム両方に書いてあってとても親切。
音質:無線はまぁまぁ、有線はボワボワ
最初は有線で繋いでMT-8と聞き比べたんですが、同じオーディオインターフェースを使用して同条件での聞き比べた結果としてはSOUNDPEATS Spaceは全体的に低音が強めのボワボワした音質でした。
アカペラならまだ明瞭感は感じられますが楽器が増えるにつれてボワボワ感が増していく感じで音楽を聴くにはどうなんだ?という感想でした。
30分ほど聞いているとこういうものかと慣れますが、その後でMT-8に切り替えると音の明瞭度・解像感は明らかな違いがあるという印象です。
声は聞き取りやすいけど音楽は…みたいな感じでした。
良く言えば暖かい音質、悪く言えばボワボワした音質といった感じ。
次にスマホにSOUNDPEATSアプリを入れてBluetoothで無線接続した所、音質が若干改善されました。
アプリに搭載されているプリセットの、『電子音』『高音域の強調』を有効にすると、有線の音質とは別物レベルになりました。
その後オーディオテクニカのワイヤレスイヤホンATH-TWX9に付け替えて聞き比べた所、やはり明瞭感や解像感の差は大きいと感じました。
この価格帯のワイヤレスだとEchoBudsを持っているんですが、部屋の中で迷子になってしまい比較できなかったので同価格帯としての音質比較はできていません。
極論を言ってしまえば、最初から「これはこういう音!」と言われたら納得する音質だけどいい音に慣れてると「やっぱり違うな…」となる感じ。
有線時に本体の電源が切れて有線モードに切り替わる為、有効に出来るのがノイズキャンセリングのみで、イコライザーによる音調整が出来ないので有線時の音質はデバイス側のサウンドドライバで調整するしかないのはいただけない。
定位感:どこで音が鳴っているか分かりやすい
3年ぶりくらいにPUBGmobileを起動してやってみたんですが、前後左右の聞き分けがしやすかったです。
ゲストプレイでBOTまみれだったので検証という意味ではやりやすかったです。
ノイズキャンセリング:かなり優秀
ノイキャン性能は3.5万円のATH-TWX9と遜色ないレベルに感じました。
具体的には青軸キーボードが赤軸くらいの音になるくらいの効果があります。
PUBGを終えた後にヘッドホンを外したら部屋のエアコンや換気扇の音が大きく聞こえました。
その他のノイキャン系機能としては、外音取り込みモードは自分の声をヘッドホンのマイクが拾いヘッドホンから聞こえる感じなので若干違和感がありましたが、通常利用に差し支えないレベルかと思います。
重量・装着感・遮音性:かなり良い パッド類の耐久性は未検証
SOUNDPEATSさんからの提供情報通り、プロテインレザーと低反発素材の組み合わせがかなりいい味を出しています。
重量264gは決して軽いわけでもなく普通かと思いますが、考えられた構造から頭頂部の圧迫感も少なく側圧もソフトで耳も痛くならず長時間つけられました。
かといってノイキャン無しでの遮音性が低いわけでも無くしっかり密着してくれるのがGood。
イヤーパッドが結構柔らかいので、耐久性の面で不安ではありますがファーストインプレッションとしてはかなり好印象です。
本体の操作性:マークが無いので操作が分かりにくい
ボタンにマークがついていないので本体の操作を覚えるまでは使いにくいです。
せっかく表面積が多いので、せめて音量の+-と進む戻るくらいのマークはつけても良かったんじゃないかなと思いました。
アプリの操作感:反応が良く使いやすい
SOUNDPEATSアプリの操作感としては、Bluetoothの接続性がよくアプリとの接続性が良く反応も良いです。
今のところ使用時の接続不具合も起きてません。
UIも分かりやすいのでシンプルで使いやすいと感じました。
アプリの機能:会員登録は嫌だし機能は最低限
カスタムプリセットを保存したい
アカウント作成時のアドレス登録は抵抗がある
アダプティブイコライザーの存在意義は不明
イコライザーのカスタム設定を保存したい
音質調整を有線時に使えないのがいただけない
アプリについてまとめると、使いやすいけど機能面や仕様で不満が残るといった印象です。
バッテリー持ち:すごい長持ちする
通常モードで123時間、ノイキャンモードで61時間との事ですが、ノイキャンモードで6時間で3%しか減ってないのでかなり優秀かと思います。
2時間で1%と考えるととんでもなく長持ちします。
自動電源OFF機能は無いようですが気にならない位長持ちです。
ATH-TWX9が、イヤホン本体が6時間、ケース込みでも18時間で、実使用時は何故か右耳の方が速く減ったりするので、比較するとSOUNDPEATS Spaceはケースでの充電不要でぶっ続けで61時間なのでかなり優秀です。
実際のバッテリー持続時間は、4/10 16:00~4/13 09:30で100%→18%でした。
電源常時ONで実際に音楽を流していたのは30時間ほどで、残り35時間はノイキャン無音設定です。
常時ノイキャン設定で65時間で残り18%なので、あと1日くらいいけるんじゃないか?というレベルです。
めちゃ優秀。
そもそもワイヤレスは便利という話とお礼
SOUNDPEATS Spaceのレビューというよりはワイヤレスヘッドホンが便利だなぁと感じた話です。
私はワイヤレスイヤホンは持っていますがワイヤレスヘッドホンは持っていなかったんです。
何故かといえば、ワイヤレス機器は音楽やゲームをやるには遅延があり向いていませんでしたし、イヤホンは外で使えるけどヘッドホンは持ち出すにはでかいので、今までワイヤレスヘッドホンという選択肢が私に無かったんです。
しかし、イヤホンには出来ない大型スピーカーが搭載でき、イヤホンのように耳に入れ耳が痛くなる事もない、ヘッドホンという音響機器を付けたまま線を気にせずに移動できるのはこんなに便利なのかと感じました。
外に出たりはしてませんが、検証の為にしばらくつけっぱなしで生活してたんです。
トイレに行くときもyoutubeを止めなくてもいいし、ちょっと車に物を取りに行った時も音が途切れない。
特に生配信とか見る時はありがたみを感じました。
より良い音探しのワイヤレスヘッドホン沼には浸かりたくないですが、今回の事でいい学びを得ました。
なんなら比較という名目でオーテクのM50xBTをカートに入れかけましたがとどまりました。
SOUNDPEATSさん良い体験をありがとうございました。
まとめ:総評とオススメ用途
優秀なノイキャン性能や長時間バッテリーや装着感で、決して安っぽい見た目でも無く、有線無線両対応でこの価格ですので、機能に対する価格は良いかと思います。
ただ、コンセプトは良いし機能もいいんですが、有線時の音質調整とそもそもの音質面の向上と、アプリの登録制を止め作り込みを求めたいと感じます。
以上の特徴からおすすめの用途としては、他のヘッドホンを持っていない状態での最初の一本としての選択肢や、長時間の通話・ゲームや、テレワークや街歩き等、周囲の音を遮断して長時間使用する為の比較的安価なワイヤレスヘッドホンといった印象です。
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