モニターが2枚あるとマジで捗る
大げさに言うと世界が変わる
その名もデュアルモニター
接続と設定は超簡単
皆様こんにちは、デュアルモニタリストのがちゃこです。
デュアルモニター環境はめっちゃ便利です。
デュアルモニターのメリットは
- フルスクリーンでゲームしながら攻略サイトや動画が見られる
- 作業領域が広がり調べながら作業
- 画面が区切られる事でウィンドウがゴチャつかない
- 画面クローンにしたら1つのPCを机でもベッドでも使える
等々があるんですが、要は作業領域が倍になるのがすごい便利なんです。
画面がプラグインまみれになるDTMerや動画編集者、ウィンドウを開きたがるブロガー、攻略サイトに頼るゲーマー。
あぁ、これ全部私の事ですが、デュアルモニターは超いいよ!
これを皆にも味わってもらいてえんだ!
というわけで今回の記事は
『デュアルモニター化する方法と注意点を紹介』と題しまして、
- 誰でもわかる『デュアルモニターとは?』
- デュアルモニターに必要な物
- モニターとパソコンの接続方法
- パソコンでの設定
- デュアルモニタが可能なパソコンの条件
- デュアルモニターの注意点
の6つを初心者の方でも理解して貰えるように書いていきます。
この記事を読んで、デュアルモニタリストが増えればとってもうれしいです。
快適なパソコンライフの足掛かりにしていただければと思います。
では、
レディゴッ!
目次
誰でも解る!デュアルモニターとは?効果は?
デュアルモニターとは、1台のパソコンに2台のモニターを接続する事で、デュアルディスプレイとも呼ばれます。
わかってる人は次項までスクロールしちゃってください。
デュアルモニターの効果は
- 画面を拡張:2台のモニターを広い1枚のモニターとして使用
- 画面を複製:2台のモニターに同じ画面を表示
の2種類がありますので、用途によって使い分けるのが良いでしょう。
画面の拡張
PCの作業領域を広げる
画面の複製(クローン)
1台のPCを別の場所で使う
ちなみに3枚接続する場合はトリプルモニター、4枚はクアッドモニター、5枚はペンタモニターです。
ラテン語由来の数の名前がややこしいんで、モニターを複数台接続する場合(2台含む)を総称して、マルチモニターやマルチディスプレイって呼ばれたりもします。
今回の記事では、モニターを2枚使用したマルチモニター環境『デュアルモニター』の方法について紹介していきます。
3台でも4台でもやる事は一緒ですので、これを覚えておけば大丈夫なので安心してください。
デュアルモニターに必要な物
デュアルモニターをする為には、
- パソコン:モニターケーブルが2本挿せるパソコン
- モニター2台:同サイズ、同解像度、ベゼルレスがオススメ
- モニターケーブル2本:パソコンとモニターに対応してる物がベター
(HDMIかDisplayPortがオススメ、DVIでもいい、D-subはあまりオススメしない) - モニターを2台置く為のスペース:広めの机orモニターアーム
の4つが必要です。
この記事を読んでいる方は、サッサとデュアルモニターの方法について知りたいと思うので、パソコンについての解説は後回しにして、まずは接続と設定について紹介していきます。
なお、パソコンにモニターケーブルが2本挿せない場合は挿せるようにしたらいいだけです。
『デュアルモニターが可能なパソコンの条件』の項で話します。
デュアルモニターの接続方法
ではさっそく、モニターとパソコンを接続してサクッとデュアル化していきましょう。
パソコンとモニターとの接続方法はめちゃくちゃ簡単です。
デスクトップPCの場合
- 増設用のモニターを設置する
モニターアームを使わない場合は机に置くだけでOKです。 - モニターにモニターケーブルと電源ケーブルを挿す
モニターケーブルは挿せれば何でもいいですが、選択肢があるならHDMIかDisplayPortでの接続がベター。
その次はDVI接続がいいです。青いコネクタのD-sub15pinはあんまりオススメしないですが、他が無ければそれでもOKです。 - パソコンにモニターケーブルを挿す
グラフィックボード付PCの場合はグラフィックボード側に挿しましょう。
グラフィックボード無PCの場合はIOパネル側に挿します。 - モニターの電源ケーブルをコンセントに挿す
- モニターの主電源を入れる
- モニターのスイッチをONする
わかりやすい様に6ステップに分けましたが、やってる事はケーブルを繋いで電源を入れるだけです。
早い話、新しくパソコンを買った時のモニター接続と全く同じです。
それをもう1台分やればデュアルモニターの接続はOKです。
ね?簡単でしょ?
ノートPCの場合 ノートPC+モニター1台
ノートPCの場合もほぼ一緒です。
- モニターを設置する
- モニターに電源ケーブルとモニターケーブルを挿す
- ノートPCにモニターケーブルを挿す
- 電源ケーブルをコンセントに挿す
- モニターの主電源ON
- モニターのスイッチON
の6ステップです。
画像はMacBookAirのTypeCをHDMIに変換してデュアルモニター化してます。
Macは接続するだけで設定が完了しますね。
ノートパソコンについては、モニターケーブルを挿せない場合が多いですが、詳しい対処法は『デュアルモニターが可能なパソコンの条件』の項で話します。
デュアルモニターの設定方法
モニターをパソコンに接続すると、パソコン側でモニターを認識しますので、これでパソコン側での設定が可能になりました。
シングルモニターの場合はモニターの設定画面を見てない方も多いと思いますが安心してください。
これもめちゃ簡単です。
手順は、
- デスクトップ画面の何もないところで右クリック→ディスプレイ設定
- モニター1、モニター2が表示されていることを確認
モニターの電源と接続がちゃんと出来てるのに画面に何も表示されない場合は、よくあるのがシグナル(出力設定)が間違っている可能性があります。
HDMI接続なのにDisplayPortやDVIが選択されてたり、DVIなのにHDMIが選択されていたりです。
シグナルボタン(出力設定ボタン)を押して確認してみましょう。 - 下にスクロールして『表示画面を拡張する』を選択
- 拡張の場合はモニターの位置を調整して『適用』
1台目のモニターの左に置く場合は「2」を左に、右に置く場合は『2』を右に、マウスでドラッグ&ドロップして移動させましょう。 - (モニター複製の場合は下にスクロールして『表示画面を複製する』を選択)
の5ステップです。
新しいモニターにデスクトップの壁紙は表示されましたでしょうか?
もし画面が表示されない、認識されない場合は、
- 出力設定
- モニターケーブルのコネクタの抜け
- コンセントタップのスイッチの入れ忘れ
- 電源コネクタの抜け
等を確認してみて下さい。
接続と設定は以上になりますが、以下からは
『デュアルモニタが可能なパソコンとは』
『デュアルモニタのコツと注意点』
について紹介していきます。
デュアルモニターが可能なパソコンの条件
- グラボ有デスクトップPC:繋ぐだけ
- グラボ無デスクトップPC:場合によってはグラボかアダプターが必要
- ノートパソコン:場合によってはアダプターが必要
基本的にどんなパソコンでもデュアルモニターは可能ですが、接続性や快適性は変わってきます。
簡単にできるかどうかは、まずはパソコンにモニターケーブルを2本接続出来るかどうか確認しましょう。
確認方法は、
- デスクトップPCの場合はパソコン背面、
- ノートPCの場合は側面
を見ます。
デスクトップパソコン(グラフィックボード付)
グラフィックボード付デスクトップPCの場合はモニターケーブルが2本以上挿せるので、デュアルモニターの条件を最初から満たしています。
パソコン背面がこんな感じになっていて、普段はグラフィックボード側のモニター端子に挿してると思います。
デュアルモニターをする場合は、先述の通りにもう1本ケーブルを挿せばいいだけです。
デスクトップパソコン(グラフィックボード無し)
グラフィックボードの無いデスクトップPCの場合は、普段はIOパネルにモニターケーブルを挿していると思います。
IOパネルに画像の様な端子が2個以上あるか確認しましょう。
2個以上あれば条件は満たしていますのでOKです。
ちなみに、上の画像にはHDMIやDisplayPortやD-SUB15pinの3つがありますが、これ以外にもDVIなどが存在します。
接続はデジタル接続である『HDMI』『DiaplayPort』『DVI』のいずれかがいいです。
アナログ接続であるD-subでも可能ですが、デジタル接続の方が画質的な意味で良いです。
IOパネルにモニターケーブルが2本以上挿せない場合は、
- グラフィックボードの増設
- USB接続のディスプレイアダプター取り付け
のいずれかで解決できます。
オススメはグラフィックボードの増設です。
グラフィックボードは高価なイメージがあると思いますが、モニターケーブルが2本挿さればいいだけなので、GT730の様な型落ちの安価な物で問題無いです。
GT730 HDMI+DVI+D-sub
USBアダプターの場合は、どうしても接続の規格上CPUに負荷がかかったり遅延が発生する為、ゲーム等のタイミングが重要な作業をする場合だとストレスが溜まります。パソコンにUSB3.0のポートがあるなら可能であればUSB3.0のアダプターを選べばマシにはなるとは思いますが、グラフィックボードの様なPCI接続にはかないません。そして高価です。
なので、デスクトップPCの場合はグラボ増設で対応するのがベストと言えます。
もしUSBでデュアルモニター化する場合は、ディスプレイアダプターは慎重に選びましょう。
選ぶ際は、
- デスクトップPCのデュアルモニターに適合しているか
- アダプターとの接続に対応したバージョンのUSBポートが付いているか
- 実際に使えた人がいるか
の3点に注意が必要です。
コンパクトで安価な物だとノートPCにしか対応していない場合があります。
ノートパソコン ノートPC画面+モニター1台
ノートパソコンの場合は、パソコンの側面にモニターケーブルを挿す所が1箇所あれば問題無いんですが、無い場合が多いです。
その場合はUSB接続のディスプレイアダプターを用意する必要があります。
間違えやすいのが、HDMIスプリッターとディスプレイアダプターは別物と覚えておきましょう。
また、ノートパソコンによってはUSBTypeCケーブルとモニターを接続するだけでデュアルモニター化できる物もあります(MacBookやsurface等)ので、自分のパソコンについて検索してみると良いでしょう。
例)MacBookAir 2021 デュアルモニター、HP ENVY デュアルモニター、等
私はMacBookAir2020を使っていますので、Type-CをHDMIに変換してデュアルモニター化しています。
カードリーダーやらなんやらいろいろついててめちゃ便利ですが在庫切れになってました。
まだ3ヶ月くらいしか経ってないので耐久性についてはわかりかねますが、4K対応で2000円ちょっとくらいだったので壊れたら似たようなのを買います。
USB TypeC→HDMI 4K対応 必要最低限
USB TypeC→HDMI 4K対応 価格重視
USB TypeC→HDMI 4K対応 評判重視
USB3.0 TypeA→HDMI フルHD対応 評判+汎用性高
アダプターを使う際は、挿せれば何でもいいわけでは無く、パソコン側のUSBポートがアダプターのバージョンに対応している必要があります。
特に、紹介した上3つのType-Cのアダプターは、USB3.1以上のType-Cポートに挿さないと通信速度が足らずに画面に映像が映らないので注意しましょう。
Type-AのUSB3.0はケーブル側の端子も挿し込み口も青いのでわかりやすいかと思います。
対応機種を確認してから購入しましょう。
デュアルモニターの注意点とコツ
最後に、快適なデュアルモニター環境を手に入れる為の注意点を紹介していきます。
- でかすぎるモニタでのデュアルはやめよう!
- 真横に置くならサイズは合わせておこう!
- ベゼル幅は狭い方が良いぞ!
- 解像度は合わせた方が良いぞ!
- 色味の違いは目が疲れるぞ!
- モニターの配置に気をつけよう!
- パソコンのスペックに気をつけよう!
でかすぎるモニタのデュアルはやめよう!
40インチ以上の大きすぎるモニター2台でデュアルモニタにすると、あちこち視線をやらないといけないので首がめっちゃ疲れるのでオススメしません。
あと場所をめっちゃ取るのでオススメしません。
今までの経験上、結局24インチ×2台くらいがベストだと思います。
お値段以上の高コスパモニターはこの辺りです。
DELL フルHD 23.8インチ IPS 作業向け
Acer フルHD 23.6インチ TN液晶 ゲーム向け
DELL 4K 23.8インチ IPS 編集作業向け
24インチの4Kモニターを欲しいものリストに入れて貼っておくと誰かが私に買ってくれるって聞いたんですが…?
真横に置くならサイズを合わせておこう!
デュアルモニターをする際、真横に2台並べて拡張表示をする場合は、モニターサイズを合わせておいたほうがいいです。
2台のサイズが違うとバランスが悪く操作しにくいので結構ストレスになります。
真横に置かないよ!という方や、自分なりの考えがあって敢えてサイズを変えるとかならこの限りでは無いです。
大きいモニタ1台を作曲ソフトメイン用、小さいモニタをプラグインやピアノロール用とかね!
ベゼル幅は狭い方が良いぞ!
モニターのベゼルとは、モニター周りのフレームの幅の事です。
ベゼルが広すぎるとモニター間を移動する時に違和感があります。
なので、真横に置く場合はベゼルは狭い方がいいです。
ただそれだけなので、全然気にしないよ!と言う方は全然気にしなくて大丈夫です。
解像度に気をつけよう
これが割と重要で、片方はフルHDモニターで、もう片方が4Kモニターだったりすると、モニター間の移動に違和感しかないです。
ウィンドウを4KモニタからフルHDモニタに移動させた際、やたらビッグに表示されます。
めっちゃ違和感があるので、解像度は合わせておいた方が無難です。
もし解像度の違うモニターを使う場合は、私の様に43インチ4Kと24インチフルHDみたいに、物理的に違和感の無い構成にしておくと良いでしょう。
それでも慣れるまではすんごい違和感があります。
色味に気をつけよう
パソコンのモニターはモニター毎に色が違います。
同じメーカーのモニターを用意しても、型番が違うだけで色が違います。
色が違うと目が疲れます。
特に明るさと白の色味が違うと、目の疲れにダイレクトアタックしてきます。
同じ型番のモニターを使うか、実店舗でモニターの色味を確認して購入するのが理想と言えるでしょう。
配置に気をつけよう
拡張表示する際のモニターの配置はかなり重要です。
私の経験上、理想は同サイズ同解像度のモニターを横並びに置くのが一番使いやすいです。
縦並びも結構使い勝手がいいです。
ただ、今の私の様にL字に設置すると、目と画面の距離がそれぞれ違うし、首を動かさないといけないので普通に疲れます。
極力まっすぐ見れる位置がいいです。
パソコンのスペックに気をつけよう
デュアルモニターにするとモニター2台分の画像処理が必要になりますので、通常より多くのGPU(グラフィック性能)を使います。
なので、1台でギリギリ動いている古いパソコンをデュアルモニター化すると、動作がガクガクになるリスクがあります。
core iシリーズとかRyzenシリーズやグラフィックボードを積んでいれば大丈夫だと思いますが、グラフィックボードなしのCeleronやAtomだと結構きついと思います。
また、4Kモニター2台でデュアルモニター化する場合は、もう少しスペックが必要になると思いますので、もしガクガクになる様なら、グラフィック性能を拡張するか解像度を落とすかして対処する必要があります。
デスクトップアイコンの配置に気をつけよう
拡張から複製に切り替えると、デスクトップアイコンやウィンドウの配置がおかしくなります。(壊れるとかではなく)
これは4KモニターとフルHDモニターのデュアルモニターにおいて、拡張から複製に切り替えた場合に起こります。
原因は、複製機能は解像度が低いモニターの方に強制的に合わせられる仕様なので、デスクトップのアイコンがいつも通りの位置に表示できないからです。
あまりやる人はいないと思いますが、もしやる際はデスクトップアイコンの配置に気をつけましょう。
拡張に戻すとアイコンの位置も戻るので安心してください。
めちゃくちゃ長くなりましたが以上になります。
最後まで読んだ人は多分いないと思いますが、
もし読んでくれたのであれば本当にありがとうございます!
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