持ってるM.2SSDを外付け化したいけどやり方が分かんない!
超速外付けストレージ欲しいの!
そんな時はM.2 SSD外付け化ケースを使おう。
皆様こんにちは、先日M.2SSDを外付け化した玄人のがちゃこです。
今回の記事では、M.2ケースの組み立て方や使い方や使い道を紹介していくわけですが、
丁度コスパ最強の玄人志向『GWM.2NVST-U3G2CCA』を買ったので、画像多めで紹介していきます。
というのも、M.2SSDを取り付ける際にちょっと迷った所があったので、その辺りの情報を提供出来ればと思った次第であります。
マニュアルよりもマニュアルらしくを目指してみます。
玄人志向さんお仕事ください。
さて、
今回紹介するM.2ケースにSSDを取り付ける方法は、GWM.2NVST-U3G2CCAに限らず他のケースでも使える汎用性の高い知識になりますので、是非参考にしてください。
では、
レディゴッ!
目次
M.2SSDを外付け化する方法
M.2SSDの外付け化とは、M.2をUSB接続でパソコンに認識させる事をいいます。
外付け化の方法は、M.2ケースを使う事で可能になります。
M.2ケースとは
M.2ケースとは、本来マザーボードに直刺ししないと使えないM.2SSDを外付けUSB SSD化できちゃう超便利な物です。
外付けHDDに比べ耐久性が高く、2.5インチ外付けSSDよりもコンパクトで高速な転送が可能です。
M.2ケースの中身は、M.2SSDを取り付ける為の基盤が入っており、そこにM.2SSDを取り付けて使用します。
M.2ケースの外装は、熱を発しやすいM.2SSDの冷却を確保する為にギザギザ形状になっているものが多いです。
M.2ケースを選ぶ際は、基盤の信頼性の高いブランドかつ、冷却を考慮してある形状の物を選ぶと良いでしょう。
M.2ケースにM.2SSDを取り付ける方法
用意する物
M.2ケース
今回使用するのは玄人志向『GWM.2NVST-U3G2CCA』です。
価格とUSB3.2Gen2対応と本体形状と付属品に惹かれて購入しました。
安い!速い!使いやすい!あと冷える!
M.2ケースには、本体側にUSBオスが付いてる物もあるんですが、私は空間認知能力に乏しく色んな所にぶつかるので、足が当たったりして本体ごと折れてパソコン側も変形してとか怖いので、ケーブル接続の物を選ぶようにしています。
M.2SSD
今回はCrucialP5という3.5GB/s出るSSDを無駄に使っていますが、
USBの規格が1026MB/sなのでこんなに速いSSDは使わなくても良いです。
外付け化して使うならWD Blue辺りがオススメ。
ドライバー
ケース開けたりSSDを固定する為に使います。
付属してました。
付属していない他社製を購入する場合は対応するドライバーを別途用意しましょう。
USBケーブル
パソコンとM.2ケースを繋ぐために使います。
USB3.2対応のTypeCとTypeAのケーブルが2本も付属してました。
付属していない場合や長さが用途に合わない場合は別途用意しましょう。
多少の器用さ
ネジとかちっさいからね!
ザックリ手順
ある程度分かってる人向けのザックリ手順としては
- M.2ケースの蓋を開ける
- 中の基盤を取り出す
- M.2SSDを取り付ける
- 基盤を元に戻す
- ケースの蓋を閉める
の5ステップです。
めちゃ簡単です。
では以下からより細分化した手順を画像山盛りで紹介していきます。
詳細手順
M.2ケース裏のネジを外す
付属のドライバーを使用してケース裏面のネジを外します。
このケースのネジは星型ネジ(トルクスネジ)というマイナーネジを使っているので、ドライバーが付属していて本当に良かったと思います。
M.2ケースの蓋を開ける
裏蓋を開けて中の基盤を露出させます。
新品のケースは蓋と本体に隙間が無く、どうにかして簡単に開けたいと思うかもしれませんが、爪を突っ込んでグイッて引っ張るという原始的な方法で開きますので頭は使わないようにしてください。
中の基盤を取り出す
こちらも新品だとガッチリ入っていますが、爪的な物を突っ込んでグイッてやるとポコッと外れます。
基盤という精密部品の為怖いかもですが、ハマってるだけなので頭を使わず取り出しましょう。
基盤のSSD取り付け位置を確認する
今発売されているSSDを買ってきて取り付ける場合は何も考えず基盤にSSDを挿し込めば2280の位置に合うと思うので、大して気にしなくていいんですが、豆知識として基盤に沢山空いてる穴の意味を紹介します。
M.2SSDのサイズについて
M.2SSDのサイズには『Type2280』『Type2260』『Type2242』『Type2230』があり、
上二桁が幅mm、下二桁が長さmmを表しています。
基盤に空いている穴は各サイズに合わせて空けられていて、SSDを取り付けると丁度取り付け位置に穴が来るように出来ています。
現在最も使われているM.2(NVMe)SSDのサイズは幅22mm・長さ80mmの『Type2280』です。
SSDを基盤に挿し込む
SSDを挿し込むと、SSDが斜めにバイーンと浮き上がると思いますが、安心してください。
正常です。
ちっさいスペーサーを切り欠きにはめる
M.2ケースの付属品に、よく分からない形のちっっさい金具が入ってると思います。
それは基盤にSSDを取り付けた際に隙間を作る為の部品でスペーサーといいます。
スペーサーが無いと取り付けらんないので無くさないように注意しましょう。
まずスペーサーの窪み部分をSSDの切り欠きにはめます。
で、SSDと基盤でスペーサーを挟むような感じで(語彙力)基盤の穴位置とスペーサーの穴位置を合わせます。
裏から見るとこんな感じ。
基盤裏側からネジで止める
付属のネジ(トルクスネジ)を付属のドライバーで取り付けます。
スペーサーの内径側はネジが切ってあるので、スペーサーと基盤をネジで固定する感じです。
熱伝導シートを取り付ける
熱伝導シートのフィルム(片側)を剥がして
SSDの上に乗せて(SSDに元々ついてるシールは剥がさなくて良いです)
もう片方のフィルムを剥がします。
熱伝導シートの必要性・効果
一見不要に見える熱伝導シートですが、つけた方が良いです。
熱を発しやすいM.2SSDのケースは本体の素材と形状が非常に重要な意味を持ちます。
今回使用する玄人志向のケース本体は、アルミ製でギザギザ形状なので、ケース自体がヒートシンクの意味を持ち非常に冷却性能が高いと言えます。
しかし、M.2SSDとケースの間に隙間が空いていては冷却効率がガタ落ちなのです。
そこで登場するのが熱伝導シートになります。
熱伝導シートは、SSDの熱をアルミ製ケース本体に効率的に熱を移動させる素材のシートで、熱源のSSDとアルミケースの隙間を埋める事により、効率的にSSDを冷やせる代物です。
基盤を元に戻す
基盤をケースに戻しますが、方向を間違えないようにしましょう。
USB TypeC用の穴と基盤のUSBコネクタの向きを合わせて入れます。
ケースの蓋を閉める
完成
付属のUSBケーブルを挿して完成です。
付属のケーブルはUSB3.2対応の『TypeC→TypeC』と『TypeC→TypeA』の2本が付いています。
USB3.2のケーブルは地味に高いので2本ついてるのはかなりありがたいです。
玄人志向『GWM.2NVST-U3G2CCA』の使用方法と使い道
組み立てた外付けSSDを実際に使う方法なんですが、
- USBケーブルでパソコンに接続する
- フォーマットする
の2ステップで、パソコンがSSDを認識するようになり、通常のストレージ同様に使う事が出来ます。
フォーマットの方法は、
スタートメニューを右クリック→ディスクの管理→外付けSSDを探して右クリック→フォーマット→NTFS→OK
でOKです。
フォーマットに関する記事はこちらの記事を参考にしてください。
玄人志向『GWM.2NVST-U3G2CCA』の使い道としては、
- 軽い上に付属のケーブルが短いからデスクトップパソコンにぶら下げて使う
- TypeCとTypeA両対応なのでMacとWindows間の高速データ移動に使う
- ストレージ換装したい時の超速バックアップストレージとして使う
- 動画データなどの大サイズファイルの高速移動に使う
といった感じです。
なんせUSB3.2対応の超速外付けストレージなので、利便性がマッハです。
以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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