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PC電源を選ぶ時の注意点1 ケーブル長さにも気を付けて

PCカスタマイズ

パソコンの電源を選ぶ時は

ケーブルの長さにも

気を付けて!

 

皆様こんにちは、仕事のONOFFが激しいがちゃこです。

今回の記事は短めに、

『電源を選ぶ際はケーブルの長さにも気を配ろう』

と題して

  • 電源付属のケーブルが足りないとどうなるのか
  • ケーブル長さはどんな時に足りなくなるのか
  • 特にこの4つの電源ケーブル長は大事
  • 必要な電源ケーブル長の目安
  • 電源ケーブル長が足りない時の対処法
  • 電源ケーブルの短い電源を選ばない方法

をシンプルにまとめていきます。

 

では、

レディゴッ

 

【前提】電源によって付属しているケーブルの数と長さが違う

パソコンの電源は、色々な用途向けの電源を色々なメーカーが作っています。

用途が違えば必要な機能が違うので、同じメーカーであっても付属する電源ケーブルの本数や長さが違います。

また、時代が変わり技術が変われば形状も変わります。

この記事では、電源ケーブルの長さに焦点を当て、起こりうるリスクや注意点について順を追って紹介していきます。

 

電源付属のケーブルが足りないとどうなるのか

 

  • パーツにコネクタが届かずそのままでは使えない
  • ギリギリ届いてもコネクタに負荷がかかり壊れる
  • 裏配線が出来ず冷却性能が落ちる

 

付属のケーブルの長さが足りないと、パーツに電源ケーブルが届かず挿せずそのままでは使えなかったり、無理矢理引っ張ってコネクタに負荷がかかり続け故障の原因になったり、裏配線を諦め表配線に切り替えてエアフローが悪くなりパソコンの冷却性能が落ちたり、色々な悪い効果を生み出します。

 

どんな時に長さが足りなくなりやすいのか

  • でかいケースを使う時
  • 電源をケース底側に設置する時
  • 特殊な方向でマザーボードの設置をする時
  • 裏配線をする時

 

ケースがでかいと必然的にマザーボードと電源の距離が離れますので、その分必要なケーブル長も長くなります。

ただ、でかいケースを使ったとしても電源設置位置がマザーボード裏(幅広のデュアルチャンバーケース等)であったりケース上部であればコネクタとの位置が近くなるので問題ない場合もあります。

 

また、昨今のケースはマザーボードを裏向きや90℃回転させて冷却効果を狙う物も存在していますので、マザーボードの設置向きにも注意が必要です。

 

昨今の自作PCは裏配線してエアフローを確保する事が基本ですので、ほとんどの人がそうするかと思いますが、ケーブルを裏に回す分のケーブル長が足りるか見ておく必要があります。

 

シンプルにまとめると、

マザーボードと電源の位置関係を見落として電源を選んだ時に

電源ケーブル長足りない問題が出てくる

といった感じです。

 

下記4つの電源ケーブル長は特に確認が必要

下記4本の電源ケーブルについて紹介していきます。

  • CPU補助電源
  • 24PINメイン電源
  • SATA電源ケーブル
  • PCIe電源ケーブル

 

一番ケーブル長が足りなくなりそうなのは、CPU補助電源(マザボ左上の4PINとか8PINとか)です。

CPU補助電源の挿し込み口はマザーボードの最上部にある事がほとんどですので、電源から最も遠くなる挿し込み口と言えます。

さらに、裏配線をする際に電源からケース裏側を通し補助電源までまっすぐ繋ぐわけではなく、CPUのバックプレート等の熱がこもりそうな部分やカスタマイズに邪魔になりそうな部分を避けて配線する為余計に長さが必要になります。

CPU補助電源ケーブルの長さが一番必要です。

 

 

次に気を付けたいのが一番ゴツイ24PINのメイン電源ケーブルです。

長さが足りないのもそうですが、ケーブル自体がごついので取り回しがしにくいのがこのケーブルの特徴です。

なので、ギリギリ長さが足りている場合だと、めっちゃ抜き差ししにくかったりコネクタに無理な力が加わり続ける事になり破損・故障の原因になります。

 

 

更に、PCIe電源ケーブルに関してもあまり短いと足りない事があります。

PCIeケーブルは枝分かれ形状で8PIN+6PINのような形状になっている事が多々ありますので、先端の6PINが届いでも途中の8PINが届かない事があるので注意です。

また、昨今のグラフィックボードはでかいので、各社挿し込み口の位置を工夫していたり、そもそもグラボの幅が広かったりしますので、ハイエンドの幅広グラフィックボードを使用する際は特に気を付けましょう。

 

もう1つ、SATAの電源ケーブル長が足りなくなる事があります。

SATAケーブルは5インチベイアクセサリーやHDDやSSDに電気を供給する為に使用しますが、ペリフェラルとセットになっていたり1本の長いケーブルの途中にコネクタがポツポツとついている場合が多いです。

端から端までの長さは足りても、中間のSATA電源が届かないからたこ足配線して無理矢理つなぐみたいな事にもなります。

ケースのサイズが大きいと3.5インチベイ等(ケース内のSSD/HDDを固定する場所)に届かなかったりしますのでSATA電源ケーブルの長さと取り付けるパーツの数は確認しておきましょう。

 

 

必要な電源ケーブル長の目安

 

  • CPU補助電源:40cmは短い、65cmあれば大体大丈夫
  • 24PINメイン電源:40cmは短い、65cmあれば大体大丈夫
  • SATA電源ケーブル:先端は大概足りるけど1つ目のコネクタまで55cmあると安心感ある
  • PCIe電源ケーブル:40cmは短い、55cmあれば大体大丈夫
  • あくまで目安、ケースの構造を見て電源からコネクタまでの距離を想定するのが大事

 

目安で記載した電源ケーブル長さの数字は、

ケーブル長の短い価格重視の安価電源『A』と、NZXT H710という結構でかいケースを使って実際にPCを組み立てた時に使用したケーブル長の長いそこそこ安い電源『B』の、各ケーブル長を比較した数字になります。

 

ケーブル長の短い電源は、大きいケースに小さいマザボを組付けたとてCPU補助電源等の挿し込み口の位置関係は変わりません。(メイン電源は裏配線すると挿し込み口まで遠くなります)

電源AではCPU補助電源ケーブルがまず届かないレベルで短かったので、500円位高いケーブル長を確保した電源Bを選んで組み立てました。

 

ただ繰り返しになりますが、ケースがデカければデカい程裏に回すケーブル長さが必要になりますので注意です。

 

要は、

このケースにこのマザーボードを組付けた時に

どの位置にコネクタ挿し込み口が来るかを

想定してから電源を選択

失敗しない為にこれ必要です。

 

 

電源ケーブル長の調べ方

  • 公式サイトの情報を見る
  • 店員さんに聞く

 

電源ケーブルの長さは価格コムや通販サイトに書いて無い事がほとんどです。

なので欲しい電源を見つけた時はポチる前に電源メーカーの公式サイトの仕様を確認しケーブル長を調べましょう。

 

また、店舗で購入する場合は店員さんに聞くのも良いでしょう。

PCショップの店員さんはPC組立て代行を担当している店員さんも多いので、「このケースにこの電源は使える」等の情報を多く持っています。

ノリで済まさないちゃんとした店員さんを目利きし、ちゃんとした店員さんに「このケースにこのマザーボードを取り付けた場合にこの電源は使えますか?」と質問出来れば勝ちです。

 

 

ケーブル長が足りない時の対処法

画像引用元:Amazon

 

 

  • 延長ケーブルを使う
  • ※注意:プラグイン電源の場合は他の電源からケーブルを流用しない

 

ケーブル長さが足りなくても救済措置はあります。

それは延長ケーブルや変換ケーブルを利用してケーブル長さを確保する事です。

 

こうする事で冒頭に紹介したリスクを回避することが出来ます。

延長ケーブルを使うデメリットとしては、

  • 千円/本くらいの延長ケーブル購入費がかかる
  • 配線がちょっとごちゃつく

といった感じなので、誰しも追い金は使いたくないと思うので、最初からケースに合った電源ケーブル長の電源をチョイスしておきましょう。

 

逆に、延長ケーブルのメリットとしては、

  • 光るタイプの延長ケーブル
  • 柔らかタイプ

等がありますので、

延長ケーブルを使用する事でPCの見た目が良くなったり組み立てやすさが向上する場合もあります。

必要に応じて必要な物をチョイスしましょう。

 

絶対にやってはいけない間違った対処方法としては、プラグイン式(モジュラー式)の電源を使う際に他の電源からケーブルを流用しないというのが鉄則です。

どんな状況かというと、

プラグイン式電源を使ってパソコンを組もうとしたけどケーブル長が足りない。おや、昔使った別のプラグイン式電源の電源ケーブルが余ってるのでこれを挿したら長さ足りるやん!挿さるし挿したれ!

です。

これをやると最悪マザーボードに繋げたパーツ全部壊れた上でパソコンが燃えます

 

何故こんな事が起きるかというと、電源に必要なケーブルを直挿しする際、コネクタ内の各ピンの持つ役割が電源によって違う(ピンアサインが違うって言います)ので、挿して通電させた瞬間にショートして壊れる等のヤバい事になりかねないからです。

+極に+極繋いだらショートするじゃないですか?

プラグイン電源を使う際は、挿せるからといって流用するのは絶対にやめておきましょう。

これが許されるのは、同ブランド同型番の電源で、かつ、ピンアサインが調べられる場合で確実に動く保証がある場合に限ります。同じ型番でも製造時期によって変わる事もありますからね。

 

プラグイン電源に直刺しするケーブルは延長ケーブルではないという事を覚えておきましょう。

 

電源ケーブルが短い電源を選ばない為の方法

  • 調べる
  • 聞く
  • 安さに釣られない
  • 型落ち品は特によく調べる

 

ケーブル長の調べ方と被る部分が多いですが、めっちゃ大事なのでまとめておきます。

まずは先述した、【調べる】【聞く】をやっておけばまず間違いないでしょう。

これをせずに安さに釣られて型落ち品に飛びつくとケーブル長足りないリスクがドカンと跳ね上がります。

電源に限らず、パソコンパーツは良く調べてから購入しましょう。

 

以上になります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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