ネットサーフィン用パソコンの構成を、
自分で1から考える事は、
自作パソコンの基礎になる!
皆様こんにちは、日課のネットサーフィンは欠かせないがちゃこです。
自作PCの構成を考えるのって難しいですよね。
初めて自作する人にとってはわけわかんないと思います。
わかんないからネットで色々調べると思うんですが、
「パソコン用途別に自作PCのオススメ構成一式を紹介!」
みたいな具体的な構成を紹介する記事は多いけれど
「自作PC構成一式の作り方を紹介!ここには要注意や!」
みたいなHowTo系の記事って少ないと思うんです。
じゃあどうするか?
私が書くでしょ!
というわけで今回は、
『オススメパーツは聞きたくない!考え方が知りたい!じゃあネットサーフィンPC構成の考え方を1から説明する!』
と題しまして、ネットサーフィン用パソコンの構成の作り方を紹介していきます。
何故ネットサーフィン用PCの構成なんだ?と言われれば、
必要最低限の性能であるネットサーフィン用PCは『自作PCの基礎』になるからです。
記事の目的としては、
自作パソコン構成を基礎を学んでもらって、
自作パソコンをやってみたい方の足掛かりになる事を目的としています。
記事の内容としては、
構成を考える上で必要な汎用性の高い知識をサクサク解説していきます。
加えて、初心者の方にもわかりやすく、
自作パソコンに必要なパーツって何?という所にも言及していく親切設計ですので、
安心して読んでみてください。
この記事を読む事で、
とりあえず自作パソコンの構成を考えられるようになるうえ、
世代ごとのスペックに惑わされない汎用性の高い知識を手に入れて、
友人にドヤれる様になるでしょう。
で、あなたが作った構成で、動作するか不安な方はコメントで聞いて下されば随時解答しますのでお気軽にどうぞ!
では、
レディゴッ!
なお、私自身パーツ紹介系の記事も書いてますので、
ネットサーフィン用自作PCの具体的な構成をサクッと知りたい方はこちらもチェックしてみて下さい。
目次
ネットサーフィン用自作パソコンに必要なパーツは7個
まずは前知識として、自作パソコンに必要なパーツを7つずらりと羅列します。
- CPU
- メモリ
- マザーボード
- ストレージ(ハードディスクとかSSD)
- 電源
- ケース
- OS
の7つです。
グラフィックボードやCPUクーラーは?
と思われた方もいらっしゃると思いますが、ネットサーフィン用のパソコンは、あまり熱を出さないのでリテールクーラー(CPUに最初からついてるCPUクーラー)でOKですし、グラフィック性能もそこまで必要無いのでGPU内臓のCPU(グラフィック機能付きのCPU)を利用するので、この2点は今回は不要です。
あんまり覚える事が多くてもわけわかんなくなっちゃいますからね。
とりあえず基本のキとして読んでもらって、今後はサブ知識を追加していくだけの状態に持って行くのが目的です。
あと、モニター・マウス・キーボードは必要になりますが、持っていない方は安いやつでいいので準備してください。
各パーツの役割について詳しく知りたい方はこちらの記事へ
前知識を学んでもらった所で、さっそく各パーツの選び方を解説していきます。
CPUの選び方
- Intelの場合:現行Core i3で名前の最後に『F』がついていない物
- AMDの場合:現行Ryzen 3で名前の最後に『G』がついている物
ネットサーフィン用のCPUなら上に書いてあるやつでOKですが、
CPUの選び方のポイントとして
- メーカー(Intel or AMDについて)
- 性能(必要なスペックについて)
- 機能(内臓GPUについて)
の3つに触れていきます。
メーカー
まず、CPUのメーカーについて。
CPUはAMDとIntelの2種類のメーカーがあります。
どちらにするかによってマザーボードが変わってきますので、まずはどちらにするか選んでください。
簡単に2つのメーカーを紹介すると、
- IntelはCPUの老舗、価格は高めだが動作が安定している。
- AMDは人気急上昇中、価格も低く性能が高いが爆熱。
みたいにどちらも特徴はあるものの、ネットサーフィン用のCPUなら性能も価格も大差ないので、
お好きな方を選ぶと良いでしょう。
性能(スペック)について
次に、ネットサーフィンに必要なCPU性能の目安について。
性能の目安としては、現行品(最新)のCore i3かRyzen3を選んでおけば大丈夫です。
数字が大きいほど性能が高いですが、ネットサーフィン用なら現行品の『3』でOK。
機能(内臓GPUの有無)について
最後に機能として、内臓GPUの有無(CPUについてるアルファベット)について。
内蔵GPUとは、簡単に言うとグラフィックボードの機能がCPUに備わっている物をさします。
要は、内蔵GPU搭載のCPUを選ぶ事で、グラフィックボードが不要になるという事ですね。
で、
内蔵GPUが搭載されているかどうかの判断は、CPUの名前についているアルファベットで判断しますので解説します。
Intelの場合は名前の最後に『F』がついているCPU(例:Core i3-10100F)は内臓GPU無し。
逆にAMDの場合は名前の最後に『G』がついているCPU(例:Ryzen3 4300G)は内臓GPU有り。
ネットサーフィンPCで使用するのは内臓GPUを搭載したCPUですので、
- Intelの場合は最後にFがついていない物
- AMDの場合は最後にGがついている物
を選ぶようにしてください。
間違いやすいので要注意です。
メモリの選び方
- DDR4の8GB(4GB×2枚)
次はメモリについてですがめっちゃシンプルです。
DDR4っていう形メモリを選んでください。
容量は8GB必要ですので、4GB×2枚セットで売ってる物を選んでください。
あとは価格と見た目で選べばOKです。
補足:4GB×2枚について
4GB×2枚にする理由を補足しますと、
8GB1枚挿しより4GBを2枚挿す方が、パソコンの動作が少し速くなります。(デュアルチャネルっていいます)
マザーボードの選び方
- IntelのCPUを選んだ場合:LGA1200って書いてある安いやつ
- AMDのCPUを選んだ場合:AM4って書いてある安いやつ
- サイズはお好みで
- ソケット形状とチップセットに気を付けて
マザーボード選びで一番重要なのが、CPUを取り付けられる事(CPUとマザーボードに互換性がある事)です。
CPUを取り付ける為に必要な要素は
- ソケット形状
- チップセット
の2つがあります。
ソケット形状について
まずはソケット形状について。
ソケット形状とは簡単に言うと、CPUを取り付ける穴の形の事です。
なので、CPUの形状とマザーボードのソケット形状が合致していないとCPUが取り付けられないわけですね。
で、
現行品のソケット形状というのが、
- Intel第10世代=LGA1200
- AMD=AM4
なので、あなたが選択したCPUに対応したソケット形状を選ばないといけないわけです。
注意点としては、ソケット形状はCPUの世代によって変わるというのを覚えておいてください。
AMDのCPUはソケット形状があまり変わらないので、現状は『AM4』でいけるんですが、
IntelのCPUはソケット形状は世代毎にコロコロ変わる傾向があります。
- 例:第10世代 Core i3-10100=LGA1200、第9世代 Core i3-9100=LGA1151 等
AMDは現状ではAM4なのでOKですが、今後世代を重ねるとAM5とかになる可能性もあります。
なので、マザーボードを選ぶ際は、必ずCPUとマザーボードのソケット形状を確認しましょう。
CPUに対応したソケット形状の調べ方
Googleを開いて
『CPU名 ソケット形状』
と検索するだけです。
例:
- Core i3-10100 ソケット形状
- Ryzen3 3200G ソケット形状
超重要なので必ず確認してから選びましょう。
チップセットについて
次はチップセットについて。
チップセットは詳しく解説するとややこしいので、
とりあえずはCPUを使う為のマザーボード上の機能と覚えておいてください。
マザーボードに書いてある、Z390やB450やH410みたいな暗号っぽい文字列がチップセットの名前です。
チップセットがCPUに対応していないとCPUを使う事が出来ないので、
CPUに対応したチップセットを搭載しているマザーボードを選ぶ必要があります。
CPUに対応するチップセットの調べ方
Googleを開いて
『CPU名 対応チップセット』
と検索するだけです。
例:
- Core i3-10100 対応チップセット
- Ryzen3 3200G 対応チップセット
みたいな感じです。 ね?簡単でしょ?
サイズについて
最後にマザーボードのサイズについて。
マザーボードのサイズにはATXやMini-ITXやMicroATX等様々ありますが、
ケースに入れば何でもいいので、安くてケースに入るものを選択すると良いでしょう。
ケース選びの所でもうちょっと詳しく解説します。
マザーボードの選び方は少々長くなりましたが、
自作パソコン初心者が一番失敗しやすい原因が、
『CPUとマザーボードに互換性が無くて取り付けられない』
ですので詳しく書きましたので、気を付けてください。
よく分かんなかったらコメントで聞いてくれれば解答します。
ストレージの選び方
- SSDはマジでオススメ
- 容量は用途で決める
ストレージと言われると聞き馴染みが無い方も多いかと思いますが、ハードディスク(HDD)やSSDの事です。
ストレージ選びで重要なのは、
- SSD or HDDの2択
- 容量の選択
- SATA or M.2(NVMe)
の3点です。
SSDとHDDの2択について
SSDかHDDの2択については、
特に理由が無ければSSDがオススメです。
SSDはHDDに比べてパソコンの動作が全体的に8倍くらい速くなります。
ストレージ容量について
容量については、
- ネットサーフィンしかしないなら250GBでも多いくらい
- スマホのバックアップもするなら500GB~(スマホのデータ量による)
みたいにパソコンの用途で選ぶと良いでしょう。
SSDは控えめに言うと超すごい、大げさに言うと神です。
SSDの種類について
あとSSDには
M.2(NVMe)という超速度の出るカード状の物と、
2.5インチSATAという普通に速度の出る箱状の物があります。
特徴としては、
- M.2(NVMe):配線がゴチャつかなくて超速いが、ちょっと高くて熱が出やすい
- 2.5インチSATA:普通に速くてちょっと安くて熱が出にくいが、配線がゴチャつく
こんな感じです。
どちらも普通に使う分には問題なく速いので、お好みで選択してください。
HDDについてはオススメしないので割愛します。
電源の選び方
- 400WもあればOK
- 電源変換効率(BronzeとかGoldとか無印とか)は気にしなくてOK
- 信頼性のあるメーカーの安いやつを選べばOK
- 出来ればプラグイン式がGood
電源の選び方はシンプルです。
ネットサーフィン用なので、使用する電力も多くないので400W以上の物を選んでおけば大丈夫です。
電源には変換効率によってランクが付くんですが、そこまでシビアじゃないのでこれも気にしなくてOKです。
大事なのはメーカーですが、最近の電源ははずれも少ないので大体大丈夫なんですが、
私の主観で言うならANTECがオススメです。
電源には、最初から主要なケーブルが挿してある通常品と、あとから必要なケーブルだけ挿すプラグイン式の物があります。
特徴は、
- 通常品:配線がゴチャつく
- プラグイン式:配線が綺麗にまとまる
こんな感じですので、出来ればプラグイン式の物が良いかなと思います。
余談ですが、パソコンのスペックが高くなる程、必要な電源容量は多くなりますので、
以前書いた必要な電源容量の調べ方の記事も載せておきます。
ケースの選び方
- マザーボードが入る物をお好みで
ケースは必ずマザーボードが入る物を選択してください。
というのも、ATXサイズのマザーボードはMini-ITX用の小型ケースには入らないとかあるからです。
PCケースの商品説明の所には、必ず対応マザーボードサイズが書いてあるので確認しましょう。
あとは、あなたが何を重要視するかでお好みで選択すると良いと思います。
例えば、
- 価格重視なら安い物を
- コンパクトにしたいなら小型ケースを
- DVDドライブを内蔵したいなら5インチベイ付きの物を
- 見た目重視なら価格度外視でカッコカワイイ物を
みたいな感じです。
OSの選び方
- Windows10 HomeでOK
OSとは、WindowsとかMacOSとかLinuxとかの事ですが、
自作初心者なら現状Windows一択です。
で、現行品はWindows10なので、Windows10を選びましょう。
ProとHomeの違いは色々ありますが、Homeで問題無いのでWindows10HomeでOKです。
ProのがかっこいいからProがいい!という方は止めませんよ!
まとめ
長々と書きましたが、最後に重要なポイントをまとめて終わりにします。
- CPUとマザーボードの互換性(ソケット&チップセット)にはマジで気を付けよう
- CPUの性能は現行『3』から選べばOK
- 電源容量は400WでOK
- メモリはDDR4の8GB(4GB×2枚)
- ストレージはSSDがオススメ
- 2.5インチSATA SSDはどのパソコンにも付くから初心者にオススメ
- ケースはマザーボードの入るサイズの物を
- あとは安さで選べばいいんじゃないかな!
以上になります。
自分で作った構成に不安がある方は、コメントやお問い合わせから「この構成でいけるんか?」と質問いただければ随時解答しますので、是非ご利用ください。
では、良い自作ライフを!
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