マイニングが儲かるらしい
じゃあマイニング用PCを自作しよう
パーツ選びのポイントはなんだろうか?
皆様こんにちは、数年前からマイニングせし者『がちゃこ』です。
昨今の仮想通貨の高騰っぷりは目を見張るものがあります。
ビットコイン買いたい!でもお金無いからマイニングするわ!
という方も結構いらっしゃると思います。
じゃあマイニングPCを記事にしたらPV数伸びるんじゃないか!?
と思ったのが私なので記事にしていきます。
マイニングする為にはマイニング用PCである『マイニングリグ』というパソコンが必要になるわけですが、
PCショップではマイニングリグなんて売られてないので自作するしか無いわけです。
というわけで今回は、
『マイニングリグを自作する時に抑えておきたいポイントをパーツ別に紹介』
と題しまして、
- マイニングとは?1分くらいで解説
- マイニングPCと普通のPCの違い
- マイニングリグのパーツ選びのポイント
- マイニング入門機の構成
- まとめ
- 露骨な宣伝:マイニング報酬にオススメの仮想通貨口座
といった感じで、前知識を含めて5点について紹介していきます。
この記事を読んで、初期投資を抑えた報酬効率の高いマイニングパソコン知識を得てもらえたらと思います。
では、
レディゴッ!
目次
仮想通貨のマイニングとは? 1分くらいで解説
まずマイニングとは自分パソコンを使って仮想通貨の運営を手伝う事で、報酬として仮想通貨を得る事を言います。
マイニング(鉱業とか採掘)と呼ばれる所以は、インターネットという土壌に埋まってる仮想通貨を、自分のパソコンというツルハシを使って掘り起こすみたいなイメージがあるからそう呼ばれています。
で、マイニングにはグラフィックボードを利用したGPUマイニングと、CPUを利用したCPUマイニングがあります。
主流なのは前者のGPUマイニングで、主流たる所以はCPUマイニングより得られる報酬が多いからです。
というわけで今回の記事は、GPUマイニングをするパソコンの自作時におさえるポイントを紹介していきます。
詳しいマイニングについての解説は昔書いた別記事をリライトした上でアップしますね。
マイニングパソコンと普通のパソコンの違い
マイニングパソコンは普通のパソコンと比べて
- 大量の高性能グラフィックボード(1~多ければ多いほど良い)
- 大容量高ランクの電源(電源多台使いする人もいる)
- 優れた冷却性能(私は扇風機で冷やしてました)
- しょうもないCPU
の4点が違います。
マイニングは大量のグラフィックボードを常時100%フル稼働させるため、大量の熱と多くの電気を消費します。
なので、マイニングPCは熱と電気代との戦いと言えるでしょう。
画像の様なゴリゴリのマイニングPCなんかは冷却効率を考えてオープンフレームのマイニング用フレームで組んだりしますが、通常のPCケースでも、「見た目を気にしない・ちゃんと冷やせる」の2点に注意しておけば普通にマイニング出来ます。
電気代に関しては、仮想通貨の価格や報酬減期で変動しますので、マイニング時期の見極めが大事です。
ちなみにマイニング用のパソコンは『マイニングリグ』と呼ばれていますが、『マイニング用PC』でも通じるので特に覚える必要は無いです。
マイニングリグ自作 パーツ選びのポイント
前知識はこの位にして、ここからは本題である
GPUマイニング用のマイニングリグを自作する為のパーツについて、
- CPU
- グラフィックボード
- マザーボード
- 電源
- メモリ
- ストレージ
- ケース
- 冷却関連
の順にポイントをおさえてテンポよく紹介していきます。
CPU
マイニング用PCにおけるCPUは、正直何でもいいです。
i3でもセレロンでもアスロンでも何でもいいです。
OSが動きさえすれば何でもいいです。
私のはcore i7-2600Kです。
ただ、マイニングリグと言っても良いグラボを乗せたパソコンですので、CPUを良いやつにしたらそのままゲームや動画編集に使う事が出来ますので、併用したい方は良いCPUを載せておいてもいいかと思います。
ちなみに、CPUがあらかじめセットされているマイニング用の特殊な形状のマザーボードも売ってたりします。
使った事ないのでオススメとか言えませんが、こんなのもありますよ的な参考までに。
グラフィックボード(一番大事)
GPUマイニングで一番重要なのがグラフィックボードです。
マイニングにおけるグラフィックボードはツルハシそのものですので、高性能であればあるほど、数が多ければ多いほど、マイニングのハッシュレートは高くなり報酬も多くなります。
ただ、マイニング中は常時100%の負荷をかけてぶん回す24時間超酷使状態ですので、グラフィックボードの寿命が短くなります。
また、低性能グラボを大量に使ったマイニングリグの場合、報酬より電気代のが高くなってしまい、赤字を出し続ける事になりかねないので注意が必要です。
現状であれば、GTX1660以上の性能は欲しいかなと思います。
5枚も6枚もマザーボードに挿せません!と思うかもしれませんが、ライザーカードというPCIex16を拡張出来るパーツを使えばマザーボードのPCIe全てにグラボを挿す事が出来ます。
あと、マイニング用のマザーボードというPCIeが12個とか付いたものがありますので、大量のグラボを使いたい場合はそれを選んでも良いかと思います。
あまり言いたくは無いですが、マイニングブームの終焉が近づくと中古市場に大量のグラフィックボードが流れます。
マイニング落ちのグラボは傷んでいる事が多いので手を出しにくくなるデメリットがある一方で、
マイニングブームによって価格が高騰した状態で売り抜けるチャンスがあるというメリットもあったりします。
数年前のマイニングブームの時はグラボは資産とか言われてましたからね。
マザーボード
マザーボードはグラボを接続するパーツですので、PCIeが多くついたATXマザーボードを選ぶか、もしくは先述したマイニング用マザーボードを選ぶと良いでしょう。
ただ、マイニング用マザーボードは高い物が多いですので、通常のATXマザーを拡張していく方が安いかと思います。
PCIeの間隔が狭くてグラボを並べられなくても、PCIex1しか空いてなくても、マイニングの場合はライザーカードで拡張すればOKです。
要は、使用するグラボの数と相談してマザーボードを選びましょうという感じです。
ただし、後からマザーボードを交換するのはめんどくさいです。
電源
電源はグラボの次に重要なパーツと言えます。
グラフィックボードのフル稼働というのは大量の電気を食うので、電源の容量が大事です。
そして、マイニングは電気代との戦いな為、電源効率が重要になるので、電源ランクも大事です。
電源にはマイニング用電源と言って、静穏性を無視した大容量高ランク電源が売ってます。
私はCOBRAというマイニング電源を通常使用のメインパソコンで使ってますが、静穏性を無視してると言うほどうるさくないので、これええやんって思って使ってます。
電源容量は、使用するグラボの枚数と相談してください。
電源ランクは、高いほどいいですが、Gold以上はあった方が良いかなと思います。
私は1200WのGOLD電源を使っています。
昔はGTX970.970.980.1080の4枚構成で650Wの電源と450Wの電源のデュアル電源で頑張ったりしてました。
メモリ
OSが動きさえすればいいので、メモリは何でもいいです。
4GBで充分でしょう。
基本的にマイニングツールを起動して放置するだけなので、動作がモッサリでも問題無いですからね。
ゲーミングと兼用するなら8GB~16GBあると幸せになれるかと思います。
ストレージ
ストレージもOSが入りさえすればHDDでもSSDでも何でもいいです。
容量も128GBくらいの小さいのでもOK。
起動して放置するだけなのでストレージ容量は関係ないですからね。
兼用するならSataSSDは欲しいところ。
ケース
マイナーのケース選びは様々です。
専用機を作る人は、オープンフレーム型のマイニングリグ専用ケースを使っている印象があります。
マイニング専用ケースのメリットは、
- 通気性が高い事による高冷却効率
- グラボをずらりと横に並べられることによるグラボ増設の自由度が高い
- 配線がしやすいのでグラボの増設がしやすい
等が挙げられます。
価格はピンキリなので予算に合わせて選ぶと良いかと思います。
安いのだとこの辺りですかね。
デメリットは、特に無いです。
通常のPCと兼用する人は、普通のATXケースを使っています。(私もこれです)
マイニングにおけるATXケースのメリットは、
- 余ってるケースを流用出来る
- 新品でも安い
くらいで、それ以外には特にありません。
逆にデメリットとしては、
- 配線がしにくくグラボや電源の増設がしにくい
- グラボが増えるにつれて置き場に困る
- 通気性が悪いので熱がこもりやすい
- グラボや電源が増えるとケースに収まりきらなくなるから結局横蓋開けっぱなしになる
といった感じで、デメリットが結構多いです。
冷却性能を上げるなら、ミドルタワー~フルタワーでケースファンをいっぱい取り付けて扇風機直当てが良いと思います。
ガチ勢はケース無しやスチールラックをゴニョンゴニョンしてケース代わりにしたりしてます。
要は、マイニングPCのケースは用途によって十人十色と言えるでしょう。
早い話、オススメとしては、
- 専用機ならオープンフレーム
- 兼用機なら普通のケース
といった感じです。
冷却関連
マイニングは冷却との戦いでもあります。
どういう事かというと、マイニングリグを置いた部屋は冬場でも暖房いらずなくらい発熱がすごいんです。
具体的にはグラフィックボードと電源からの発熱がすごいです。
なのでむっちゃ高価なCPUクーラーを導入しても無意味です。
重要なのはグラボと電源の冷却、特にグラボの爆熱っぷりったらもう。
しかし、発熱がすごいからと言って冷房ガンガンに効かせたら電気代の圧勝ですし、
かと言って冷却しなかったら即効でパソコンが落ちます。
その辺りのバランスを考えて効率よくグラボと電源を冷やさなければならないわけです。
じゃあどうやって冷やすかと言えば、
マイニング用オープンフレームケースの場合は、各グラボにファンが取り付けられる仕様の物がほとんどなので、かなり優秀だったりします。
じゃあ私のようにATXケースから内臓飛び出ちゃった系マイニングリグを使ってる人はどうすればいいかと言えば、
- ケースファンの増設
- 至近距離でサーキュレーター(扇風機)の風直当て
これでいけます。
特にサーキュレーターの良コスパっぷりったらもうすごいです。
ケースファン2つ追加しようと思ったらサーキュレータ買えますからね。
電気代も24時間つけっぱなしで12円~24円とかなり安く済みます。
ちなみにエアコンの電気代は1時間で12円くらいかかるので、24時間つけっぱなしだと報酬に見合わないから注意です。
マイニングPC構成 入門機
私が今からマイニングPCを1から作るならこんな感じかな~という具体的な構成を紹介しておきます。
ただ、2021年現在は仮想通貨の高騰によってグラボも高騰しているので、グラボは中古品を探すのも手だというのを前提に読んでもらえればと思います。
【CPU】インテル Celeron G5900 BOX
【メモリ】CFD D4U2400PS-4GC17 [DDR4 PC4-19200 4GB]
【マザーボード】ASRock Z490 Phantom Gaming 4
【ビデオカード】ASUS DUAL-GTX1660S-O6G-MINI [PCIExp 6GB]×2個
【SSD】crucial BX500 CT120BX500SSD1
【電源】Thermaltake Toughpower Grand RGB 1050W Platinum PS-TPG-1050F1FAPJ-1 [Black]
【OS】マイクロソフト Windows 10 Home 64bit 日本語 DSP版
【ケース】底面が抜いてあってファンが追加できるオープンフレームの安いやつ
【ファン】サーキュレーター
【ライザーカード】安くて多いやつ
ちょっと構成の解説をしていきます。
CPUメモリはしょうもないやつでいいので、パソコンが余ってるのであればそれを流用するのが一番良いでしょう。1から作るならセレロンで充分です。
ストレージはHDDだと安くても4000円位の数TBの物しかない為、同じ価格を出すなら小容量でも動作が速いSSDのが良いのでSSDにしました。ストレージはOSインストール以外には使わないですからね。
悩ましいのはケースですね。
格安中華製フレームを貼っておきましたが、品質についてはよく分からないので、手堅く行きたい方は評判のいい長尾製作所のマイニングフレームがオススメかと思います。私なら中華製を買って何とかすると思います。安いので。
ケースファンについても中華製の物はサイズの記載が無かったりですが、私の場合はサーキュレーター直当てなのであまり関係無いかなって思ったのもあって、ファンの代わりにサーキュレータを入れておきました。でもケースファンはあった方が良いので、購入後にサイズを調べて追加した方が良いでしょう。
ライザーカードは安くて多いやつを買っておくと良いです。理由は不具合品が結構あったりするからです。商品としてどうなの?って思いますけどね!ただ、有名どころは無駄に高いので、数打った方が得だったりするんですよね。ちなみに2枚程度ならライザーカードは不要ですが、これからグラボを増やしてフレームに取り付けていくなら必要になります。
電源は、マイニング用の電源が軒並み品薄になる中で、サーマルテイクがプラチナの1050Wを出していたので選びました。ただ光ります。グラボが増えるにつれて電源容量が足りなくなると思いますが、その時は電源増設なりもう1台リグを作るなりして対応したらいいと思います。
最後にグラフィックボード。
グラボは性能が高ければ高いほどハッシュレートが上がるので報酬も高くなります。その代わり初期費用がめちゃ高くなるので初期費用を回収できるかが肝になるでしょう。マイニングで儲かるのもいつまでかわからないので、投資と割り切れるのであれば、ハイエンドのRadeonを複数台導入しても良いかと思います。あと、高くて手が出ない場合は中古やジャンクを探してみるのも良いでしょう。
っていうかRTX3070がマイニングとか関係なく普通に欲しいんですけど。欲しいんですけど・・・
あと電力計は持っておくとリアルタイムで消費電力が見れて便利なので出来れば持っておいた方が良いです。
まとめ
- マイニングは電気代と熱との戦い
- マイニングPCはグラボと電源がめっちゃ大事
- 初期投資を抑えるなら削れるパーツは削ろう
- オープンフレームケースがオススメだけどATXケースでもイケる
- 冷却はちゃんとしよう!
といった感じですね。
宣伝:オススメの仮想通貨口座
最後に宣伝なんですが、マイニングでも使えるオススメの仮想通貨口座について紹介させてください。
これまで『Zaif』『 CoinCheck』『bitFlyer』の3つを使ってきたんですが、
マイニング報酬の受取口座で私がオススメするのは、
『ビットフライヤー』
です。
オススメ理由は、
- マイニング報酬の振り込みに漏れが無い
- サポートが素早い
- 今までハッキングや振り込み遅延等のトラブルが発生していない
という3点からとても信頼しているからです。
実体の無い仮想の通貨を扱う口座で一番重要なのは信頼できるかどうかですので、
これまで大きな問題もなく無難に運営してきたビットフライヤーはかなりオススメです。
他の二つを公にディスるのは気が引けるので、過去記事を読んでもらえればZaifとの戦いがわかってくれるかと思います。
電気代とシビアな戦いを繰り広げ、ようやく掘った報酬が振り込まれてないなんてほんとに嫌になりますよ。
なのでビットフライヤーがオススメです。
コインチェックも過去にえらい事になりましたからね。
オススメ仮想通貨口座についても別記事で詳しく書きたい所です。
以上になります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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