ノートパソコンの価格って
3万から3千万円くらいまであるけど
何でそんなに値段に差があるの?
皆様こんにちは、パソコン大好きがちゃこさんです。
ノートPCの値段って、なんでこんなに差があるか気になりませんか?
例えばDELLを見てみても、3万円~32万円と、すごく幅が広いですよね。
色々調べてたら、中には3千万円くらいする物もあるみたいですよ?!
高い物は良い物なんだろうなぁとザックリとした認識はあると思いますが、
本当に適正な価格なのか?という疑念が出ると思います。
では、具体的に価格の差はどこから出てくるのでしょうか?
答えは、パーツと機能と利便性です。
答えは出してしまいましたが、これで終わっても毒にも薬にもならない記事になってしまいますので、
今回の記事では、ノートPCの価格差はの原因と適正価格の見極め方を詳しく掘り下げていきます。
この記事を読むと、家電量販店で売っているノートPCの価格が適正かどうかを判断できるようになりますよ~。
物凄く長文なので、適正価格の見極め方まで飛ばしちゃっても…飛ばしちゃってもいいですよ…ッ!
では、レディゴッ!
目次
ノートPCの価格差の正体を解明する
冒頭でお話しましたが、価格差の正体は、パーツ、機能、利便性です。
総称して「ノートパソコンのスペック」という事になります。
パーツ=パソコンのスペック=価格といっても過言ではないですが、
それが全てではないのがノートPCの面白い所です。
ではまず、機能と利便性について見ていきましょう。
ノートPCの機能について
ノートPCの機能とは、
- タッチパネルである
- フルサイズキーボードがついている
- 筆圧検知して液晶ペンタブになる
- USBとかマウスとかメモリカードとかイアホンとかいっぱい挿せる
- Exel,Word等のOfficeソフトがついている
- 光学ドライブがついている
- スピーカーがいいやつ
- 何か色々光る
等々、内部パーツ以外の付加価値です。
付加価値が多ければ多いほど、良ければ良いほど、価格は高くなります。
特に筆圧感知有で液晶ペンタブになるノートPCだと、絵描きさんにとってすごく機能的になりますからね。
なので、celeron積んでるのに何でこんなに高いんだよ!というノートPCを見つけた時に、付加価値は何がついているのかを確認してみましょう。
何もついてなければ、高い上にスペックの低いノートPCの可能性があります。
ノートPCの利便性について
続いて、ノートPCの利便性とは、
- キーボードが取り外せる
- マウスが収納できる
- 顔認証や指紋認証がついている
- ブルートゥースや無線LANがついている
- コンパクトで持ち運びやすい
等々、ノートPC自体の使いやすさの事です。
液晶画面のサイズがそのまま値段に反映されていないのは、ユーザーにとっての利便性が2極化してるからなんですね。
この辺りも値段に大きくかかわってきます。
特にコンパクトでスマートでスタイリッシュなノートPCは、パーツのスペックに対して価格が高くなりがちですが、ユーザーの満足度は高いです。
ノートPCのパーツについて
さて、ここからはノートPCの価格に一番大きな影響を与えるパーツについて見ていきましょう。
極端に長いパートになるので一番最後に持ってきました。
ノートPCのパーツと言ってもいっぱいありますので、
ノートPCの値段に大きくかかわりそうなパーツ、
- CPU
- グラフィックボード
- メモリ
- HDD/SSD
- モニター
について紹介していきます。
CPU
CPUとは、パソコンの脳でありとても重要です。
CPUの性能差で、パソコンの値段が10万円ほど変わることもあります。
価格は、
- celeron,pentiam dual-core,Atom,AMD A,AMD E
- core i3,Ryzen 3
- core i5,Ryzen 5
- core i7,Ryzen 7
- core i9,xeon,【Ryzen 9】
と、下に行くにつれて、数字が大きくなるにつれて、価格は高くなります。
現在ryzen9のノートPCは出てないので【】でくくりましたが、いずれ出ると思います。
i3やi5搭載のノートPCが10万を超えている場合は、グラボは何を積んでいるかとか、他のパーツや付加価値を確認してみてください。
特に大したものが付いてなくて高い場合は、ブランド名だけの高くて使えないパソコンの可能性があります。コレクター向けのパソコンですね。
ちなみにcore mというシリーズのCPUがありますが、これは特殊なCPUなので、リストには入れませんでした。
価格はcore m3、m5、m7と高くなっていきますが、スペック的にはcore i3 くらいなので、リストに入れるとわけ解らなくなるので抜いておきました。
coreMの特徴は、超省電力のCPUという事なので、バッテリーが長持ちしますね。
CPUの性能は、i7 8700kよりi7 9700Tの方がスペックが低かったりしてややこしいので、性能を比較して選択するのがいいと思います。
CPUの性能の比較は、ベンチマーク(性能を数値化したもの)をまとめたサイトを見るのが手っ取り早いと思います。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_lp_intel_cpu
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_lp_amd_cpu
グラフィックボード
グラフィックボード(グラボ)とは、パソコンでゲームや画像編集をする時に必要な、グラフィック機能を司るパーツです。
まずは、グラフィックボードの有無で価格が変わってきます。
当然無い方が安いです。
ネットサーフィンやブログを書く用のノートPCには、グラフィックボードは必要ないと思います。
グラフィックボードの価格は、
- RTX2050
- RTX2060
- RTX2070
- RTX2080
- RTX2080Ti
と、数字が大きくなる程高くなります。
グラフィックボードは種類が多く、GTX1080Tiの方がRTX2050よりスペックが高いとか、単純に数字の大小がそのままスペックを表しているわけではなくややこしいので、ベンチマーク(スペックを数値化したもの)をまとめたサイトで調べてみると良いでしょう。
https://www.dospara.co.jp/5shopping/share.php?contents=vga_def_parts
ベンチマークの数値の高い方が性能が良いです。
グラフィックボード無しでCPUも貧弱で価格が高い場合は、2in1とか筆圧検知機能とかついているかどうかを見てみましょう。
特についてなければ高いだけの(以下略)
メモリ
メモリとは、作業スペースのような物で、メモリの容量が大きいほど、一度に色んな操作がスムーズに出来ます。
価格は、
- メモリの容量が大きいほど高いです。
メモリの種類にも、DDR4-2133,2400,2666と色々あって、数字が大きいほど高くなります。
でも基本的には、容量が大きいほど高いと思っていただいて大丈夫です。
一般的には8GB、16GB、32GBの物が多いようです。
ノートPCでネットサーフィンをするなら、8GBでも大丈夫です、16GBあれば安心です、
ノートPCはメモリの増設がとても簡単なので、とりあえず8GBの物を選択して様子を見るのが良いと思います。
実際に使ってみて、なんかもっさりしてるな、と思ったときは増設したら良いのです。
HDD/SSD
HDD(ハードディスク)/SSD(エスエスディー)とは、データを保存するものでストレージとも呼ばれます。
データをしまっておける引き出しみたいなものです。
容量が大きいほど沢山のデータを保存する事が出来ます。
価格は、
- 容量が大きいほど高くなる
- HDDよりSSDのが高い
という感じです。
SSDの方が高い理由は、SSDの方がデータ処理が速いので、パソコンの操作がヌルヌルになって便利だからです。
私が新たにノートPCを買うのであれば、SSDの物を購入するか、HDDの物を買ってSSDに換装して使います。
なんせ起動もファイル処理も、ものすごく速くなるのです。
モニター
ノートPCのモニターとは、画面のことですね。
画面にも色々な特徴があり、特徴の良し悪しが価格に影響を及ぼします。
具体的には、
- 画面サイズは何インチか
- 解像度はいくつか
- 応答速度は何msか
- 液晶はIPSかTNかVAか
- リフレッシュレートは何Hzか
- 入力端子は何がついているか
等色々あります。
これで全てではないですが、買う時に気にするのはこの辺りかなと思います。
1つずつ見ていきましょう。
画面サイズについて
基本的には、画面サイズ=ノートPCのサイズになります。
画面が13インチなら、ノートPCのサイズも13インチになります。
画面が大きいほど高いと思われがちですが、
価格は、
- 画面サイズによる値段差はあまり無いようです。
理由は、利便性の面で画面が小さい方が良いというニーズもあるからです。
なので、持ち運ぶなら小さいサイズ、据え置くなら大きいサイズ、というように、自分の求めるスペックを選択するのが良いでしょう。
解像度について
解像度とは、画面のきめ細かさ、綺麗さの事です。
価格は
- HD
- フルHD
- 4K
の順に高くなっていきます。
下に行くにつれて画質が綺麗になり、デスクトップのスペースが広くなります。
デスクトップのスペースが広くなるという事は、1つの画面に色んな情報を表示できるということになります。
簡単に言うと、HDだと動画しか見れなかったものが、4Kだと動画とブログ更新とネットサーフィンを同時にする事が出来るようになります。
応答速度について
応答速度とは、クリックしてから画面に反映されるまでの時間の事です。
例えばゲームプレイ時に、キーを入力してからキャラクターが動くまでの時間の事を応答速度といいます。
単位は「ms(ミリセック)」で表されます。
1000ms=1秒です
価格は、
- 応答速度が速ければ速いほど価格は高くなります。
最近では1msや0.5msなんてものも出ていますね。
ゲーミングノートPCでは重要視される要素です。
ゲームをしないのであれば、5msや10msでも問題ないでしょう。
液晶の種類について
液晶の種類には、
- TN液晶
- VA液晶
- IPS液晶
の3つがあります。
価格は、下に行くにつれて高くなります。
各液晶の特徴を話すと長くなるので別の記事にしますが、TNは応答速度が速い、IPSは視野角が広く綺麗、VAはその中間、といったように、各々特徴を持っています。
ゲームするならTN、寝転がって使うならIPS、といった感じでしょうか。
しかし、最近はIPSでも応答速度が速い高機能なものも出てますので、IPSで応答速度が速くて安い物があれば、なんでだろう?と考えてみるのも楽しいと思います。
基本的には機能が増す程高くなります。
リフレッシュレートについて
リフレッシュレートとは、1秒間に何回画面を切り替えられるか?という事で、FPSとも言われます。
単位は「Hz(ヘルツ)」です。
144Hz=144FPS=1秒間に144回画像を切り替える
という事ですね。
数字が大きいほど画面がヌルヌル動きます。
価格は、
- 数字が大きいほど高いです。
入力端子について
入力端子とは、HDMIやDIV等のケーブルを挿す所です。
ノートPCには関係ないと思われがちですが、外付けのモニターやプロジェクターにノートPCの画面を映すとき等に重宝します。
価格は、
- 基本的にはいっぱい挿せるほど高い
- 最新のHDMIやディスプレイポートに対応しているほど高い
です。
HDMI1.0よりHDMI2.0の方が新しくて機能的なので高いです。
言うほど価格に影響はしませんが、あると無いとでは利便性が違いますので紹介しました。
最近のスマートPCには無い物もおおいですからねぇ。
適正価格は大体この位だよという話
CPUから見る適正価格を紹介します。
主流であるインテルをとってみると、
- i3=3~4万円
- i5=4~6万円
- i5グラボ有=7~8万円(グラボのスペックによる)
- i7グラボ有=10万円以上
といった感じだと思います。
ここにコンパクトさやスタイリッシュさのような付加価値を追加すると、物によっては+6万円くらいになると思います。
具体的な例として、
マイクロソフトのSurface Laptop DAG-00109というノートPCを例に挙げてみます。
スペックは
- CPU:i5 7200U
- SSD:256GB
- メモリ:8GB
- 画面サイズ:13.5インチ
- 解像度:2256×1504
- グラフィック:無し(CPUのオンボードグラフィック機能使用)
といった感じでお値段は12万円くらいです。
このパーツ構成だけだと、通常のノートPCなら5~6万円くらいでしょうか。
性能的には、ネットサーフィンやExel,Word,等のOfficeソフトがストレス無く使える性能は満たしています。
パーツのスペックに対しては少し割高ですよね?
割高の理由は、このノートPCは付加価値がすごいんです。
付加価値は、
- コンパクト
- 軽い
- タッチパネル
- ブルートゥース&無線LAN
- Webカメラ
- 顔認証
- 光センサー
- Officeソフト付属
がついてきます。
私の中ではmac book airのWindows版という認識です。
すごくスマートに使う事が出来ますので価格がUPしています。
ただ、Officeって結構いい値段するので、「いらない!」という方はいらっしゃると思いますが、
意地でもついてきます。
つまり、ノートPCを買う時は、
- パーツの性能からの適正価格で、安価で希望の性能を手に入れるか
- 付加価値も重視して、希望の利便性と機能性と性能を割高で手に入れるか
の二つに分かれるのではないかななんて思います。
総評
- ノートPCの適正価格を見極めよう
- 単純にパーツの良し悪しだけが適正価格というわけではない
- 自分の欲しい機能と性能と値段を比較しよう
あとがき
めちゃくちゃ長くなっちゃいましたが以上です!
オススメのノートPCについてはまた別の記事にします。
ちなみにサーフェスは友人に勧めたのですが、起動も早いしスタイリッシュだしエクセルもサクサクだしでめっちゃ気に入ってるわ!ありがとよ!との事です。
よかったら選択肢に入れてみてください。
ここまで読んでいただいた勇者様、本当にありがとうございます。
コメント