HDDと
SSDって
何が違うの?
皆様こんにちは
僕です
先日友人から、HDDとSSDって何が違うの?とLINEで質問されてたんです。
簡単に説明しようとしたら思いのほか長くなっちゃったんです。
あれ?これ記事に出来るんじゃない?と思ったのです。
なので記事にしようと思いました。
というわけで今回はHDDとSSDの違いについて紹介していきます。
目次
結論 HDDとSSDの違い
まず最初にHDDとSSDの違いをザッと羅列していきます。
- SSDとHDDはどちらもデータ保存用パーツで役割は一緒
- SSDは速い、HDDは遅い(8倍くらい違う)
- SSDは高い、HDDは安い(4倍くらい違う)
- SSDの中身は『メモリ』でファミコンのカセットに近い
- HDDの中身は『ディスク』でプレステのソフトに近い
- SSDは起動ディスクやゲーム保存向き
- HDDはバックアップ等長期保存向き
- とりあえずSSDの積んであるパソコンがあるとめちゃ速くて幸せになれる
おぼえておきたいのは、
HDDとSSDはどっちも役割は一緒だけどSSDの方が速くて高価
という所です。
では以下で詳しく見ていきましょう。
HDDとSSDの役割は一緒
- HDDとは、ハードディスクドライブの略で、パソコンのデータを保存するパーツ
- SSDとは、ソリッドステートドライブの略で、パソコンのデータを保存するパーツ
どちらもパソコンのデータを保存するパーツ(ストレージっていいます)で、役割はまったく一緒です。
HDDよりSSDの方が高い
- HDDは1TBで数千円と安価
- SSDは1TBで1万円以上と高価
SSDが高価な理由は、
HDDの方が歴史が深く生産設備が確立されているので安価に大量製造できる。
構造上HDDの方が使われている部品の価格が安い為安く製造できる。
の2点が挙げられます。
構造や特徴の違いについても以下で触れていきましょう。
HDDよりSSDのが速い
HDDよりSSDの方がデータの処理が早いです。
パソコンの起動時間で比較すると、
- HDD搭載パソコンの起動時間が4分くらい
- SSD搭載パソコンの起動時間が30秒くらい
3分半くらい起動時間に差が出ます。
およそ8倍の速度といったところです。
パソコンのデータ(画像データや動画データ)を移動やコピーする場合も同様に8倍程度の速度で処理が完了します。
要は、SSDはとっても速いんです。
では、SSDとHDDの速度差は何故起こるのでしょうか?
以下で見ていきます。
なんでSSDの方が速いの?
- SSDはメモリだから速い
- HDDはディスクだから遅い
理由は構造の違いです
ハードディスクはディスクなので遅くて、SSDはメモリなので速いのです。
なんのこっちゃようわからんですよね。
例として、ファミコンとプレステを想像してみてください
プレステのロード時間とファミコンのロード時間を比べてみると、
プレステよりファミコンの方がロード時間が短かったのではないでしょうか?
プレステのソフトはディスクでしたよね?ハードディスクはディスクなので、プレステのディスクがいっぱい重なってるような構造になっています。ディスクというのは読み書きヘッドがデータが保存されているところまで移動して作業するので遅いんです。なのでプレステのようにデータの処理が遅いです。
一方ファミコンのソフトはカセット(メモリ)でしたよね?SSDはメモリで出来ているので、ファミコンのカセットに近い構造になっています。メモリはデータが保存されている場所に直接アクセスできるので速いんです。なのでファミコンのようにデータの処理が速いのです。
HDDとSSDのメリットとデメリット
ここまでSSDが速いという説明をさせていただきましたが、HDDは悪いところばかりなの?となりますがそうではありません。HDDにも利点はあるのです。しかしながら、その利点もSSDに駆逐されつつあるのが現状であります。そのあたりの話をメリットとデメリットを挙げて解説していきます。
HDDのメリット
- 安価
- 長期保存に向いている
HDDのデメリット
- SSDに比べて処理速度が遅い
- 衝撃等に弱く壊れやすい
SSDのメリット
- HDDに比べて処理速度が速い
- 衝撃等に強く壊れにくい
SSDのデメリット
- 高価
- 経年劣化や書き込み回数上限により長期保存に向かない
解説
HDDは長期保存に向いていますが、ディスクが重なって出来ている構造の為衝撃等に弱く繊細な作りになっています。一方、SSDは書き込み回数が決まっていることや、放置していても経年劣化で使えなくなること等、メモリの弱点を持っていますが、衝撃等に強く、数年単位で使用する分にはデメリットは無視できるレベルではないかと思います。最近のSSDは長持ちします。
先にも述べましたがSSDはHDDの8倍くらいの速度でデータ処理が可能ですので、ストレスなくパソコンで作業を行うことが可能です。本当に目に見えて速くなります。
価格ですが、HDDは2TB(テラバイト)が五千円程度で買えるのに対して、SSDは1TBで14000円くらいします。
HDDの利点としては、財布に優しいことと、本当に長期のデータ保存に向いている事が挙げられると思います。
SSDの利点としては、作業が見違えるほど速くなり、ネックである耐久性も無視できるレベルな事が挙げられます。
個人的な感想ですが、予算の都合上SSDを諦めるよりかは、他のパーツを削ってでもSSDを搭載した方が良いと思います。時は金なり。
SSDのオススメ用途とオススメしない用途
SSDオススメ用途
データを頻繁に読み込むCドライブやゲームフォルダ等はSSDがオススメ
SSDは高速データ転送による恩恵を最大限に受ける所に使うと幸せになれるでしょう。
具体的には、
- パソコンの起動に関わるCドライブ
- 動画編集を円滑にする為の編集用動画データフォルダ
- ゲームの起動やMAP移動に関わるゲーム保存フォルダ
等が挙げられます。
SSDオススメしない用途
本当に長期(5年以上)のデータ保存にはあまりオススメしない
デメリットでも挙げたように、SSDの材料であるメモリは経年劣化のリスクがありますので、長期の保存には向かないと言えるでしょう。
ただ、私が使っている感じだと今のところ5年以上元気に動いていて、今まで壊れた事が無いので使ってもええんちゃうかなあとは思っています。
HDDのオススメ用途とオススメしない用途
HDDオススメ用途
長期保存用のバックアップ用途やPCパーツ代節約にはHDDがオススメ
HDDは転送速度こそ遅いですが、長期保存用途には非常に長けています。
ですので、
バックアップ用の外付けHDDを1つ用意しておき、都度重要なデータを全部詰め込む
という用途が向いています。
また、安価なので転送速度のあまり影響しないドライブをHDDに割り当てる事でパーツ代の節約としても一役買ってくれるでしょう。
HDDオススメしない用途
データ転送の多いメインドライブにはオススメしない
HDDは転送速度の遅さがネックとなり、Cドライブなどの起動ドラブを割り当てるだけでモッサリパソコンになってしまいます。
なので、データ転送の多いドライブやフォルダには使用しない方が良いでしょう。
また、構造上脆いので、保管には細心の注意を払う必要があります。落としたら一発で壊れるまであります。
大事に使ってデータ紛失リスクを減らしましょう。
オススメHDD&SSD
HDD
僕がハードディスクを選ぶ時は、東芝の物を選んでいました。
理由は値段が安いことと、日本ブランドの名前だから長持ちしそうというイメージからです。
データ保存用を選ぶのであれば、こちらのWD Redなんかどうでしょう
理由は、WDは用途ごとに色分けして色々な種類のHDDを発売していて、中でもRedシリーズは安定性と耐久性に優れているとうたわれているからです。お値段は少し張りますが、データには変えられません。
SSD(sata)
僕はこれを使っています。使用し始めて5年になりますが、いまだに壊れるそぶりもありませんし重宝しています。3台持ってます。
SSD(M.2)
私が今まで使用した中で一番オススメしたいのがこちらのSSDです。
新しいパソコンを組んだ時に選んで以来ずっとこれを使っています。
転送速度はそれなりですが、低発熱による高寿命と、手ごろな価格がポイントですね。
もう1つM.2接続でオススメなのはこちらのSSDですが、僕は使った事がありませんが。他で良い評判を良く聞くので紹介してみました。
発熱は高いですが、転送速度がめちゃ速いのでヒートシンクを取り付けて冷やしながら使うのが良いでしょう。
余談
SSDの種類も保存に向いてるやつとか色々あるんですが、詳しい話はまた別の記事に書きます。
簡単に紹介すると、sataのSSDも速いですが、M.2のSSDは更に速いです。
まとめ
- HDDとSSDの役割はどちらも同じデータの保存をするパーツ
- HDDよりSSDの方が8倍くらい速い
- 速度の違いは、HDDはディスク、SSDはメモリだから
- SSDは高いけど、価格相応の効果が体感できる
- HDDは遅いけど、超長期保存に向いている、あと安い
おわりに
僕は3年前にHDDからSSDに換装しましたが、いまだに不具合なく元気に動いています。購入する前は書き込み回数の上限あるんかよ!とか思ってビビってましたが、いざ換装してしまえばなんの事はなく、通常利用する分には全く問題なく、もっと早く変えればよかったなあと思いました。
そんなこんなでSSDとHDDの違いは理解していただけましたでしょうか?
ガチャ子は説明が下手だなあとよく言われます。すみません
ここまで読んでいただいてありがとうございました
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