ファンコントローラーは
必須じゃないけど
カッコイイ!
皆様こんにちは、パソコン大好きがちゃこさんです。
前回の「自作パソコンシリーズその4」では、ファンをケースに追加しました。
今回の記事では、ファンコントローラー(通称ファンコン)を「ケースに取り付けから配線まで」について解説していきます。
まだファンの話してんのかよ!早くマザーボード組み立てろよ!とおっしゃる読者様もおらっしゃるかと思います。
ただ、後から取り付けようと思うとすんごくめんどくさいというのも事実であります。
なのでケースにパーツを取り付ける段階で、取り付けちゃった方が後々楽々なんです。
でもさ、ファンコンなんて無くても全然問題ないんじゃない?とおっしゃる読者様もおらっしゃると思います。
実はその通り、必須じゃないです。ノー必須。
ただ、ファンコンは必須ではありませんが、あるとカッコイイので取り付けたい。取り付けちゃいたい!とおっしゃる読者様もおらっしゃると思うんです。
その方々の為にまとめたい、まとめちゃいたい!
今回は、NZXT Switchというケースに、NZXT SentryLXというファンコンを取り付けていきちゃいたい!
では、
レディゴ!
目次
ファンコントローラーをケースに取り付ける
この記事では、
- ファンコントローラーとは?
- ファンコントローラーを取り付ける為に必要な物
- ファンコントローラーの取り付け手順
の3点について画像メインで紹介していきます。
ファンコンってなんすか?
詳しくは別の記事にまとめるとして、ここでは簡単にファンコンとは何ぞや?という疑問にお答えします。
ファンコン(ファンコントローラー)とは、パソコンのファンの回転数やケース内の温度をモニター(監視)し、ファンの回転数を調整することでケース内の温度を管理できちゃうという優れ物です。
文字通り、ファンをコントロールする物なんですね。
ちなみに今回取り付けるのはNZXT SentryLXというファンコンです。
何故これをチョイスしたかと言うと、見た目がかっこいいのと、時計がついてるからですね。
ケースに時計がつくのはとっても捗ります。
ファンコントローラーを取り付ける為に必要な物
ファンコン本体(今回はNZXT SentryLX)
ドライバー(プラスドライバーだけで良いです)
ファンコントローラーの取り付け手順
やる事は単純で、
- 前面カバーを外して、
- ファンコンを挿し込んで、
- ロックとネジで固定して、
- 前面カバーの蓋外して、
- 前面カバーを戻して、
- 配線して、
- 完成!
です。
詳しく見ていきましょう。
その1 開封
開封なんて、手順でもなんでもないんですけど、とりあえず箱から出した状態はこんなんなんやで!というのをお伝えする為に敢えて手順に入れたい。入れちゃいたいやい。
前面はヘアライン加工でスタイリッシュ、とても気に入っております。
これが温度計です。5個ついてます。
何故5個もついているのか?
というところについては後述しますが、
簡単に解説しますと、
ケース内の熱の上がりやすい位置「5箇所」の温度を監視する為についております。
熱の上がりやすい位置と言えば、例えばグラボの下であったり、CPU付近であったり、M.2SSDの周りであったり。
その周辺の温度を監視する為に5個の温度計がついております。
その2 取り付け位置を決める
次は、取り付け位置を決めていきます。
NZXT SentryLXというファンコントローラーは、5インチベイを2スロット使います。
今回使用するケースは、5インチベイが4箇所空いています。
しかし、赤枠の部分は光学ドライブが入り、黄色枠の部分にはHDD,SSDのマウントが入っているので、実質、物理的に青枠で囲った場所にしか取り付ける場所がないわけで、取り付け位置を決めるまでも無かったという寸法です。
では、何故取り付け位置を決めるという手順を入れたかといいますれば、ケースによっては前面全て5インチベイなんてものも存在するからなんですね。
余談ですが、昨今のパソコンケースは、5インチベイが1つもついていない物も多く、個人的には悲しいと感じます。
自作パソコンで楽しいのは、この5インチベイをどう使うかというのが楽しみであったり、それが自作パソコンの個性になったりラジバンダリ。
5インチベイの無いケースが増えると、5インチベイに取り付けるパーツの需要が無くなるので、5インチベイのアクセサリの種類が減っちゃうんですよね・・・悲しいですね・・・
確かに5インチベイの無いケースはスタイリッシュでカッコ良い物も多いですけどね。
光学ドライブ、カードリーダー、ファンコン、位は取り付けたいな・・・
その3 ケースの前面カバーを外す
さて、ここからは取り付けるための手順に入ります。
まず、前面カバーをポコポコボコッと外してください。
外し方がわからない方は、ケースのマニュアルがあればそれを見ながら外しましょう。
でも、マニュアルが無くても大丈夫!おそらく多くのケースが赤丸の部分にピンではまってるだけなので、内側からラジオペンチか何かでキュッとつまんで、グッと押せばスコッと外れると思います。
上から順番に、1個ずつキュッグッスコッ、キュッグッスコッ。
ピンの数だけ繰り返してください。
全部外れたらボコッと外れるはずです。
多少力が必要です。
その4 その2で決めた5インチベイに取り付ける
手順としては、
- ロックを外す
- ファンコンをはめる
- ロックをする
- 5インチベイのネジ穴とファンコンのネジ穴が合ってると思うのでネジを締める
です。
5インチベイへの取り付けは、正面から見て左にある5インチベイのロックを解除し、ガイドに沿ってスッと入れればはまると思います。
昨今のケースのロックは、ワンタッチでロックのON,OFFが出来るものが増えてきますが、今回のケースはワンタッチロック&ネジで止めます。
ロックだけでええやん?と思う方もおらっしゃると思いますが、ファンコンみたいなボタンのついている5インチベイのアクセサリーは、ボタンを押したときにガタついたりする心配があるので、私の場合はロックとネジ両方効かせて剛性を出す様にしています。
取り付け後は、画像の様に前面にすごく出っ張っているように見えますが、安心してください。
前面カバーを取り付けるとツライチになるので安心してください。
どうでもいいですけど、ツライチって標準語ですよね?
出っ張りも無く平面になりますので安心してください。
ツライチになりますので。
その5 前面カバーの5インチベイカバーを外す
外した前面カバーには、5インチベイのカバーがはまっているので、それを外します。
工具は必要なく、手で両側をグッと押せばポコリと外れます。
力は必要ないです。
その6 前面カバーを元に戻す
5インチベイのカバーを外したら、前面のカバーを元に戻します。
苦労して外した前面カバーのピンを穴に合わせて、グイッと押し込めば、バチッバコッ!とはまります。
もし、前面カバーが浮いている様でしたら、前面カバーと本体の間に配線がはさまってないかを確認してみましょう。
特に何もはさまってないのに閉まらない場合は、四隅を掌底でバンッと叩いてみましょう。
はまったと思います。
ファンコンがツライチになったんじゃないでしょうか?
ツライチ・・・ちょうどいい高さになったんじゃないでしょうか?
その7 見た目の悪い配線類を全部裏に回す
さて、ファンコンをケースに取り付けましたら、ファンコンの裏から伸びている線達が、画像のようにケース内でものすごくゴチャッてると思いますので、ケースについている穴から全部裏側に出しちゃいましょう。
ねっ?スッキリしたでしょ?
※自作パソコンシリーズの手順4まででは、まだマザーボードやら電源やら取り付けてないので、ファンコンをケースに取り付けるという意味ではここまでで完成です。
ここからは、マザーボードや電源を取り付けた後の手順になりますので、自作パソコンシリーズを参考にしてパソコンを組み立ててくださっている読者様は、ここからの内容は予習程度に読んでいただけたらと思います。
その8 配線する
ケースファンの電源ケーブル(オス)と、ファンコンから出ている電源ケーブル(メス)を接続します。
ファンコン本体から伸びている電源ケーブルと、ATX電源から伸びてる電源ケーブルを接続します。
えっ、俺のパソコンケースファン9個ついてるんだけど?ファンコンに全部接続出来んぞ?どうすんだ?おおん?というそこのあなた!
そうです、全部接続出来んのです。
じゃあ、どうするか?
重要そうなファンを5個選び、それを接続しましょう。
その他のファンは、マザーボードにFANを分岐するやつ(PWM信号分岐ケーブル)を付けてそれに接続します。
いわば、たこ足配線状態ですね。
ファンコン(NZXT sentryLX)から伸びているケーブルには、
- FAN1,FAN2,・・・FAN5と書かれているファンのケーブルを接続する線5本
- TEMP1,TEMP2・・・TEMP5と書かれている温度計5本
- ファンコンに電気を供給する為の電源ケーブル1本
の3種類があると思います。
ケーブルが5本ずつ出ているという事は、NZXT SentryLXというファンコンは、5個のファンの回転数と、5箇所の温度を監視する事が可能という事です。
なので、9個全てのファンを接続することは出来ません。
なので、その中から必要だと思われる5個のファンをチョイスして接続しましょう。
オススメは、
- 前面吸気2個、
- 背面排気1個、
- 底面吸気1個、
- 上面排気1個
といった所でしょうか。
残りのファンは、マザーボードから分岐ケーブルを延ばしてそれに接続しましょう。
マザーボードに接続した4個のファンは、マザーボード側からは1つのファンとみなされ、4つとも同じ回転数で制御されます。
詳しくは別の記事にまとめます。
その9 温度計を設置する
先述の通り、このNZXT SentryLXには温度計が5つ付いています。
じゃあ、温度計はどこに置けばいいのですか?という疑問に対してですが、冒頭でお話した熱のこもりやすい位置に置くのがベターです。
熱のこもりやすい位置=発熱のすごいパーツ付近となります。
温度計は5個ありますので、熱のこもりやすい位置ランキングTOP4を作ってみました。
第1位:CPU付近
第2位:グラフィックボード付近
第3位:ATX電源付近
第4位:M.2SSDスロット付近
といった所でしょうか?
ですので、この付近に温度計を設置するのがベターだと思います。
残りの1つはどうするのか?という話ですが、残り1つは、ケース内全体の温度を知る為に、ケース内のなんでもない様な位置に設置しておくのが幸せだったと思います。
監視するファンと温度計の位置は、個人差が出ると思いますが、手堅い位置をチョイスしてみました。
参考程度に読んでいただけたらなあと思います。
その10 完成
ね?簡単でしょ?
後半はマザボや電源を取り付けた後の内容になりましたが、予習に使っていただけたら幸いに思います。
ご清聴ありがとうございました!
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